【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】「自分の役割、仕事を全うしようと」 桜花学園 #6 白石弥桜

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【©U18日清食品リーグ】

11月10日(日)、新潟県新潟市東総合スポーツセンターにおいて、「U18日清食品トップリーグ2024」が開催されました。第2試合にはこれまで幾多もの名勝負を繰り広げてきた桜花学園と、岐阜女子のライバル対決が行われました。

両チームの気持ちがぶつかり合いは第1クォーターから激しく、点を取ったら取り返すという展開で14-12と僅かに桜花学園がリードしました。この試合、桜花学園はエース阿部心愛選手(3年/175cm)が不在でしたが、代わってチームを牽引したのは#6 白石弥桜選手(3年/184cm)。得点だけでなく、リバウンド、ブロックショットと攻防にわたり存在感を発揮します。

桜花学園がリードを奪うと、岐阜女子はオールコートのプレッシャーディフェンスを織り交ぜながら詰め寄り、ゲームはどちらかに大きく流れが傾くことなく進みます。

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29-26と桜花学園3点のリードで迎えた後半も、先行する桜花学園を岐阜女子が追い掛ける展開が続きます。しかし、第3クォーター終盤に入り、岐阜女子のディフェンスが激しさを増し、桜花学園のターンオーバーを誘発、そこから得点につなげて逆転します。42-40と1ゴールのリードを奪って最終クォーターに入ると、その勢いを止めることなく、岐阜女子が着々と点を積み上げていきます。

シュートがゴールに嫌われ後手に回ってしまった桜花学園は、追い上げたいところでターンオーバーが出るなど、流れをつかめません。一時は10点までその差を開かれましたが、試合の終盤に白石選手を中心に反撃すると、#7 金澤杏選手(2年/171cm)の3ポイントシュートが決まり51-54と3点差まで詰め寄りました。しかし、一歩及ばず53-57で岐阜女子に逃げ切られました。

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「岐阜女子さんのディフェンスに対して脚が止まってしまい、逆にそこでいいリズムで点を取られてしまいました」と白石選手は第4クォーターの攻防を振り返ります。「チームディフェンスを練習してきていました。今日は阿部選手が不在で、その分、これまで以上にコミュニケーションをとらなければならなかったのですが…。最後には効果のあるチームディフェンスができたのですが、少し遅すぎました。エンジンをもう少し早くかけられるようにしなければと感じています」

阿部選手不在の中でチームを牽引した白石選手ですが「もちろん、(チームを引っ張っていこうという)気持ちはありましたが、それ以上に自分の役割、仕事を全うしようと思ってプレーしていました」と、17得点、15リバウンド、4スティール、3ブロックショットといつもより多くなった役割を果たして見せました。それでも勝利には届かきませんでしたが「まだ来週も残っていますし、今日の岐阜女子さんのディフェンスをイメージしながら、練習していきたいです」と「U18日清食品トップリーグ2024」最終週に向けて気持ちを切り替えました。
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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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