<国内男子ゴルフ>金谷拓実が王手「明日も自分らしいプレーを」勝てば1位に返り咲き

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【©JGTOimages】

「第52回三井住友VISA太平洋マスターズ」

11月7日ー10日 太平洋クラブ御殿場コース・静岡県/7262yard・par70(コースレート71.224)▼9日・3日目

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我慢の1日になった。
金谷拓実(かなや・たくみ)は、ショットで何度も手を離した。

スタートから2ホール続けて左に行った2番は2打目がつま先下がりのライになり、乗らず、寄らずでボギーが先行。
3番のパー5もまたティショットで片手が泳いでラフに入れたが、丁寧に刻んで3打目勝負のピンそばバーディ。

取り返した。

富士山を背に折り返してくる6番では右のラフから左のバンカーへ。上手く寄せてもパーセーブは失敗。
2個目のボギーを叩いたが、またすぐ次の7番パー3でバーディパットを沈めてみせた。

「ボギーを打ったあとでも、バーディを獲ったあとでも、1打1打に集中して自分らしいプレーを続けるのがモットー」。

バーディの数は3つにとどまったがボギー後は必ず挽回し、信念を貫いた3日目の1アンダー「69」。
通算9アンダーで首位を死守した。

最後18番のチャンスホールも、3打目がピンから遠くなり、後半の11番から連続パーで終わったが、史上4人目のアマV(現在は7人)を飾った2019年の初日に「73」を叩いたあとは、一度もオーバーパーを打っていない。

翌年のプロ転向から5位(20年)、2位(21年)、3位(23年)と、一度もトップ5を外さない御殿場で大会2勝目に王手をかけた。

勝てば、今季初Vの開幕戦「東建ホームメイトカップ」時以来の賞金1位に返り咲く。

「明日も、やるべきことは変わらない。しっかり、自分らしいプレーを続けたいなと思います」。
奥歯にぐっと力をこめた。
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