福岡ルーキーシリーズは予選最終日 ワースト級も「できることを尽くす」大澤風葵

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【(C)BOATRACE 大澤風葵】

11月5日から開催されているボートレース福岡の「ルーキーシリーズ第8戦・スカパー!JLC杯」はきょう8日がシリーズ4日目、予選最終日である。
3日目までの得点率トップは9.60をマークしている藤原碧生。6R2号艇と12R5号艇の2走でオール3連対を守ることができれば、準優1号艇は高確率で手に入ることになりそうだ。

【(C)BOATRACE 大澤風葵】

一方、昨年の最優秀新人に輝いた大澤風葵(群馬出身・群馬支部23歳)【写真2枚】は得点率6.40で16位(3日目終了時点)につけているものの窮地に追い込まれている。
昨日3日目、キャリアボデー交換という思い切った手を打ったものの変化が見られず、「ワースト級だと思います」と厳しい評価なのだ。

予選突破ボーダーを6.00とすると、2R2号艇と11R5号艇の2走で10点が必要。
そのために何をすべきか…。
それは尊敬する父、大澤普司が背中で教えてくれている。
「可能性がある限りあきらめない」精神だ。

奇遇だが、今大会の直前に福岡で開催されたのが、45歳以上のベテランの戦い「マスターズリーグ第7戦」。
父、大澤普司はこのシリーズでプロペラ調整をやり尽くし何とか準優勝戦に進出。果敢なセンターまくりを放ち見せ場をつくっていた。(準優勝戦の結果は5着)

苦しくとも調整する父の気概は50歳となった今も何ら変わっていないのだが、その姿を最もよく知っているのが大澤風葵であることは誰も否定しないだろう。なぜなら「マスターズリーグ第7戦」のインタビューで父は、「息子も頑張っています。応援してあげてください」とファンに訴えたほど心が通い合っている親子だからである。

福岡4日目、前半2Rの大澤風葵はシリンダケース 、ピストンリング×2、 キャリアボデーの大整備を敢行。なんとか機力アップを図ったが、各種展示タイムも良化は見られず、しかも6号艇の前付けがあり、枠番と同じ2コースは守ったが隊形は良くなく…。1マークまでに包まれて4着だった。これで得点率は6.00ちょうど。途中経過ながら準優ボーダーのすぐ下になってしまった。後半11Rは3着で他の結果待ち、2着以上が必要と追い込まれた。

父同様、困難を突破する姿を愛でたくなる福岡ルーキーシリーズ第8戦である。
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