ボートレース戸田では25日に「SG第71回ボートレースダービー」(優勝賞金4200万円)の予選4日目が開催された。峰竜太、毒島誠、桐生順平の三つ巴で争われた予選首位通過を懸けた戦いは、1～3位が僅かに節間合計得点でそれぞれ1点差ずつしかない大激戦となり、その接戦を最終的にモノにしたのは峰竜太(佐賀出身・佐賀支部39歳)【冒頭の写真】。予選最終レースの4日目12Rでは、1コースから先行する桐生を差し捕らえ切れず2着までだったが、まさにドリームの勝利得点12点が効いた形。点増しの2点分で毒島と桐生を振り切った形。

　26日に行われる準優勝戦は峰が12R1号艇、毒島が11R1号艇、桐生が10R1号艇に決まった。準優10Rは地元エース桐生順平(埼玉出身・埼玉支部38歳)【写真下】が負けられない一戦。ただ、関浩哉・菊地孝平と並ぶスロー2人はいずれも好パワーで手ごわい相手。特に菊地は4走連続で0台スタートを決めており、節間平均スタートもコンマ08とキレキレだ。桐生はこの圧力に屈しないだけのスタートを行けるか、プレッシャーの中での究極の戦いだ。

　準優11Rは3月の当地SG「ボートレースクラシック」からの、同一場SG連覇がかかる毒島誠(群馬出身・群馬支部40歳)【写真下】が1号艇。モーターの仕上がりは、パワー自体は認めているが操作性が整わないことに不満を残している。ここ一番で白井英治がコース取りから動きを見せる可能性もあり、ピット離れから油断はできない。地元の佐藤翼は本来はセンター巧者でもあり、中外勢に進入の動きが出るようなら、柔軟に対応してその速攻力を生かしてくるか。

　準優3個レースのメンバーは次のとおり。

＜戸田 5日目 10R 準優勝戦＞
1枠　桐生　順平　(福島・埼玉)
2枠　関　　浩哉　(群馬・群馬)
3枠　菊地　孝平　(岩手・静岡)
4枠　高倉　和士　(福岡・福岡)
5枠　前田　将太　(福岡・福岡)
6枠　濱野谷憲吾　(東京・東京)
※()内は出身・支部の順

＜戸田 5日目 11R 準優勝戦＞
1枠　毒島　　誠　(群馬・群馬)
2枠　佐藤　　翼　(埼玉・埼玉)
3枠　松井　　繁　(大阪・大阪)
4枠　宮地　元輝　(佐賀・佐賀)
5枠　白井　英治　(山口・山口)
6枠　上野真之介　(佐賀・佐賀)

＜戸田 5日目 12R 準優勝戦＞
1枠　峰　　竜太　(佐賀・佐賀)
2枠　茅原　悠紀　(岡山・岡山)
3枠　山田　康二　(佐賀・佐賀)
4枠　平本　真之　(愛知・愛知)
5枠　馬場　貴也　(京都・滋賀)
6枠　西山　貴浩　(福岡・福岡)

　準優12Rは昨年に続くダービー連覇をかけて峰竜太が1号艇で出陣。茅原悠紀(F2本持ち)、平本真之、馬場貴也もゴールデンレーサーのスピード自慢たち。得点率18位で準優に滑り込んだ西山貴浩は、6枠なら前付けの可能性がある。峰の弟子である山田康二も「いつかは倒す相手ですから」と、師匠の姿にひるむところはない。果敢なセンター戦に注目したい。

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