【スキー】全日本選手権ジャンプ 伊藤有希が2冠! ヒルサイズに迫る飛距離勝負に「女子も面白い試合ができている」 2位高梨沙羅、3位丸山希 世界トップの3人が実力示す
女子はノーマルヒル、ラージヒルともに伊藤有希選手(土屋ホームスキー部)が優勝し2冠に輝きました。
「トレーニングの様子ではかなり厳しい状況が続いていたけれど、なんとか間に合わせることができた」というノーマルヒルは1回目、2回目ともにトップの得点で2連覇を達成。
ラージヒルは1回目に132.5メートルを飛んだ伊藤選手、133.5メートルの高梨沙羅選手(クラレ)、129メートルの丸山希選手(北野建設SC)の3人が優勝を争う展開に。ヒルサイズ134メートルに迫る飛距離で着地もまとめた伊藤選手が丸山選手に3点、高梨選手に9.3点、飛距離換算で1.7メートル、5.2メートルの差をつけて2回目に進むと、3選手の中で最長となる124メートルを飛んで逃げ切り、全日本選手権では2022年から始まったラージヒルで初優勝を飾りました。2戦ともに2位高梨選手、3位丸山選手で、世界の舞台でも表彰台を争う3選手が実力を見せつける結果となりました。
今大会は複合の選手たちも参戦。口を揃えて「やっぱりスペシャルはレベルが高い」と話す中で、葛西優奈選手、春香選手(早稲田大学)が2戦ともにトップ10入りと健闘しました。
女子は2戦ともに伊藤選手、高梨選手、丸山選手が表彰台に 【写真:成瀬開地】
1位 伊藤有希
2位 高梨沙羅
3位 丸山希
4位 中山和(日本ビールスキー部)
5位 一戸くる実(CHINTAIスキークラブ)
6位 勢藤優花(オカモトグループ)
※リンク先は外部サイトの場合があります
1位 伊藤有希
2位 高梨沙羅
3位 丸山希
4位 勢藤優花
5位 岩崎里胡(下川スキーチーム)
6位 葛西優奈
※リンク先は外部サイトの場合があります
「トレーニングの様子ではかなり厳しい状況が続いていたけれど、なんとかノーマルは間に合わせることができました。でも、ラージヒルは2本とも失敗してしまった。飛距離と結果という一番目に見えて分かりやすい部分は出たかなと思いますけれど、やっぱり助走の滑りとテイクオフがまだ。それがかみ合えばもっともっと飛距離を伸ばせるチャンスがあったので、それだけに悔しいなと思います。女子ワールドカップもラージヒルの比率が増え、飛距離を伸ばす能力がより必要とされる中で、冬につながるジャンプができればと臨みました。応援してくださる方がたくさんいらっしゃるので、最低限K点を越えるジャンプが観客に喜んでもらうために必要ですし、それができたことは良かったなと思います。女子もこうしてヒルサイズ付近での争いができるようになってきているので、自分もその一員として、その中の戦いに入っていきたいですし、女子としても面白い試合ができていると思う。また来週札幌で試合があるので楽しみにしてもらいたいです」
全日本選手権2冠の伊藤有希選手のジャンプ 【写真:成瀬開地】
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ