10月18日、みずほPayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦は、3対2で福岡ソフトバンクが勝利。3連勝でアドバンテージを含め4勝とし、4年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。
　
　福岡ソフトバンクは初回、2死1塁から山川穂高選手、近藤健介選手の連続適時二塁打で2点を先制。しかし、先発・C.スチュワート・ジュニア投手は3回表、伏見寅威選手に1号ソロを浴びると、さらに万波中正選手の適時打で同点に追い付かれる。

　それでも打線は4回裏、近藤選手の安打と敵失策などで2死1、3塁とし、周東佑京選手の適時打で勝ち越しに成功。C.スチュワート・ジュニア投手も直後の5回表を3者凡退に打ち取り、5回86球4安打1四球3奪三振2失点でマウンドを降りた。

　6回以降はリリーフ陣が躍動。6回表を尾形崇斗投手、7回表を杉山一樹投手がそれぞれ無失点に抑える。8回表はヘルナンデス投手が先頭に死球を与えて2死3塁のピンチを招くも、後続を空振り三振に打ち取った。1点リードの最終9回表はオスナ投手が締めて試合終了。

　勝利した福岡ソフトバンクは近藤選手が4安打1打点、山川選手が3試合連続打点含む1安打1打点と中軸が躍動。リリーフ陣も6回以降、相手打線を無失点に抑えるなど投打がかみ合い、「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」優勝を飾った。

　一方敗れた北海道日本ハムは、先発・山崎福也投手が3.2回61球5安打1四球1奪三振3失点（自責点2）の内容。1点を追う9回表に1死2塁と好機を演出するも、あと一歩及ばずファイナルステージ敗退が決まった。

　 １２３４５６７８９ 計
日 ００２００００００ ２
ソ ２００１００００Ｘ ３

日 ●山崎福也-生田目翼-バーヘイゲン-齋藤友貴哉-田中正義
ソ ○C.スチュワート・ジュニア-尾形崇斗-杉山一樹-ヘルナンデス-Sオスナ

文・横山蒼