U18日清食品 四国ブロックリーグ2024 男子 大会レポート 向井絢哉「みんなの声を力にして勝利にこだわりたい」県立松山工業(愛媛県)
【©U18日清食品リーグ】
翌日の県立高松商業(香川県)との試合も54-83で敗戦となりましたが、それでも県立松山工業の選手たちは前向きな姿勢を失っていません。遠征には部員全員を連れていくことはできませんが、この両日の試合は愛媛県開催とあって全員が会場に駆け付け、保護者や学校関係者も含めた応援団が観客席から大声援を送りました。
「ありがたいです。みんなの声が本当に力になります」と語るのは3年生の向井絢哉選手です。苦しい試合展開でもコートに立っている選手とベンチの選手が多くのコミュニケーションを取り、お互いを鼓舞して戦います。そしてスタンドからは大声援。この結束力の強さが県立松山工業の魅力です。「僕たちの1つ上の代の先輩たちがすごく仲が良くて、僕たちはそれを真似ています。これを松山工業の伝統にしたいと思っています」と向井選手は言います。
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池松ヘッドコーtはこう言います。「今は3年生が9人で2年生が11人、1年生が27人いますが、2人の顧問にも協力してもらってできる限り全員で活動しています。この時期は『自分は上級生になってもユニフォームを着れない』と感じた1年生が何人か辞めることがあるのですが、まだ誰も辞めていません。上級生が下級生に気配りをしたり、声を掛け合ったり、我々の見えないところで支え合っている部分も大きいのだと思います」
その意味でも池松ヘッドコーチは、この「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」が貴重な機会だと話します。「多くの選手に試合を経験させられますし、普段はユニフォームを着れない選手をサポートメンバーとして連れて行くこともできます。この効果はすごく大きく、そこで救われている選手がたくさんいると思います」
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試合と練習を繰り返す中で、チームが成長しているという手応えも感じています。「ここまで『U18日清食品 四国ブロックリーグ2024』を戦って、その間の練習でも『勝つぞ!』という声を出してやっている中で、チームとしてはオフェンスで一人ひとりのスキルが上がり、2対2の組み合わせなど点を取れる場所が増えたという成長を感じています」
それでも、チーム一丸で戦っているからこそ、勝利という成果が欲しいのも本音です。チームファーストでプレーし、結束力を伝統にしようとする選手たちは、最後まで勝利にこだわります。向井選手は力強くこう語りました。「大会が始まる時は1位を目指していたのですが、今は8位です。最後は同県対決の新田戦なので、そこで勝って終わりたいです」
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