〈PGAティーチングプロシニア選手権大会〉シニアルーキーとして挑む中山勝人が3アンダー首位発進、レギュラーで叶えられなかった優勝を目指す
ーーー 第1ラウンド ーーー
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続々とホールアウトしてきた選手の中に、大会連覇を狙う渡邊達の姿があった。渡邊は「連覇の邪魔をしてきたね」と中山に声をかけた。中山は最終組でホールアウトしてきたばかり。アンダーパーが全体の3パーセントという厳しいコンディションの中で、中山は「チャンピオンに追いつきますよ」と笑いながら、渡邊との会話を楽しんでいた。
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中山は「ゴルフアカデミーEAGLE18」でレッスンに携り、かれこれ15年になるという。「EAGLE18」は2010年のティーチングプロアワード最優秀賞を受賞した桑田泉会員のインドアレッスン場で、中山は週2回ほどラウンドレッスンを対応し、多いときには年間200弱ラウンドをこなす中で、実践力を培っていたのだ。
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今年の一次予選(研修会会場富士レイク)では8アンダー、二次予選では7アンダーとビックスコアを叩き出して、堂々と本戦に出場を決めている。「準備は重ねてきました。ラウンドレッスンでは当然レッスンがメインなので、コースでは戦略のイメージを重ねながら、ムダの無いスイングを心がけています。スタート前の練習も身体を温める程度の素振りだけで充分ですし、シニアになってからゴルフの向き合い方が進化していますよ」と取り組みを話してくれた。
「レギュラーの時に叶えられなかった優勝が目標です。頑張れば優勝争いにつながってきますし、緊張した雰囲気の中で、ゲーム終盤までしっかりと自分のプレーを貫きます」。シニアルーキーの中山は、しっかりと口元を結び、勝ち切る強さをにじませた。
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