【日本女子オープンゴルフ選手権・第4R】4位タイの川﨑春花、岩井千怜、古江彩佳

日本ゴルフ協会(JGA)
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難コースでの好成績に自信を深めた

【写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani】

通算6アンダーパーで竹田麗央と4打差の4位タイで本大会を終えた川﨑春花、岩井千怜、古江彩佳の3人は、大会史上最長の6,845ヤード・パー72のヤーデージ、深いラフの中でのプレーに自信を深めて後半戦に臨んでいくという。

岩井千怜 は、「今日はスタートから諦めずに優勝するという気持ちで」1番ホールをティーオフしていったが前半は4番の1バーディに終わった。
「前半、思うようにスコアを伸ばせなかった悔しさを後半に活かせた」と14、15番に続き最終18番もバーディフィニッシュ。この日4バーディ・ノーボギーで上位に食い込んだ。2日目に74とスコアを落としたのが大きかったのかと思われたが、「自分的には、まだ残り2日間ある」と巻き返しにギアを上げたいところでムービングデーを1アンダーパーで終えてしまったことに「良いゴルフをしていただけに、第3ラウンドデスコアを伸ばしたかった」と悔しさをのぞかせる。それでも、「この4日間、今までやってきたことを全部ぶつけることが出来ましたし、優勝はできなかったですが、強い気持ちを持ってプレーできました。今週は、悔しさをバネにしてプレーにつなげる事ができたと思うので、トータルとしては良かったと思います」と充実した笑顔を見せた。

同じくボギーフリーの4バーディを奪取したのが今季3勝をあげている川﨑春花 。安定したショットとパッティングで第2ラウンドで68をマークしたが、昨日はよもやの2オーバーパー。ホールアウト後に課題のバックスウィングのチェックに取り組み、今日はショットでのライの状態を意識してプレーしてきたという。それがノーボギーにつながり「今日は良かったですし、昨日終盤で崩してしまった反省点を活かせました」と笑顔。「スウィングはまだまだ納得はいかないところもありますが、その中でスコアをまとめられたのは自信になりました」と話す。2022年の日本女子プロゴルフ選手権に続いてのメジャータイトル獲得は叶わなかったが、本選手権では自身初の上位フィニッシュに「日本女子オープンはセッティングが難しいし、普段の試合よりも一層の集中が必要な大会です。その大会でこの順位で終わることが嬉しいですし、今までなら終盤にスコアを落としてしまうことが多かったけれど、今日はスタート前にしっかりと気持ちを切り替えてプレーが出来ました」と、後半戦への手応えを掴んだようだ。

第1ラウンドで圧巻の7アンダーパーをマークして単独首位スタートとなった古江彩佳 だが、調子は決して万全ではなかったという。最終ラウンドも4バーディ・2ボギーであと一歩スコアを伸ばしきれずに終わった。しかし、「第1ラウンドで7アンダーパーを出せたことを自信としながら、頑張ってバーディを獲ろうと思いましたが、追いつきませんでした。良くも悪くもないという調子を完璧にすることが出来なかったので仕方がないです」やるべきことをやりきったのか、この4日間を振り返る表情に暗さは見られなかった。「日本女子オープンには特別な思いもあるので、その試合でトップ10に入れたので良かったとしたいです」と話す古江。厳しいコースセッティングの中、「自分はパッティングも悪くなく対応は出来たと思うので、自信を持ってやっていきたい」と、後半戦に向けて気持ちを新たにしてナショナルオープンの舞台をあとにした。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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