【日本女子オープンゴルフ選手権・第4R】JGA創立100周年日本女子オープンのローアマは岩永杏奈

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日本ジュニアの時以上に嬉しい

【写真:Y.Kawatani】

日本女子オープンゴルフ選手権最終ラウンド。大阪桐蔭高校1年の岩永杏奈が、3バーディ・4ボギーの73でホールアウト。通算1アンダーパーで、本選手権初出場でローアマチュアに輝いた。2023年の日本ジュニアゴルフ選手権女子12歳~14歳の部に続く、日本タイトル獲得となった。

ローアマチュアを決めた直後、岩永に感想を聞いた。
「昨日からショットが良くなかったんですけど、今日の後半から気持ちを切り替えて、プレーすることができました。結果、4日間をトータルアンダーパーでまわることが出来て、ローアマチュアを取ることができたのですごく嬉しいです。日本ジュニアの時以上に嬉しいです」喜びあふれる満面の笑顔を見せてくれた。
スタート時からローアマチュアを意識してのラウンドだったと岩永は振り返る。
しかし、意識するといってもまわりの選手のスコアは気にしない、あくまで自分のプレーに集中したことがこのタイトルを引き寄せた要因だったのだろう。

中盤でボギーが続き、一時は先にホールアウトしたライバルたちがスコアを伸ばし、岩永に迫っていた。途中で岩永がリーダーボードを確認していたら、緊張などでプレーに影響がでていたかもしれない。スコアを気にせず集中できていたからこそ、長い距離のパットを沈めた15番ホールのバーディを呼び、その後のローアマチュアを決定づける17番のバーディにつながったに違いない。

【写真:Y.Kawatani】

もう一つ、ローアマチュアを獲得できた要因がある。
「普段以上に1~2メートルのパーパットを決めることができた」という言葉の通り、ピンチでもパーを拾う粘りのゴルフがローアマチュアに導いた。
プロの試合で予選を通過したのは初めてという岩永だが、初めてが難しいセッティングの本大会ということは本人の自信にもつながったはずだ。
「緊張していたんですけど、2日目まで上位でいられたことは自信になりました。ただ3日目、4日目と崩れたのは反省点だったので、今後は体力もちゃんとつけていきたいと思います」まだまだ伸びしろ一杯の高校一年生。1年後2年後には違った姿に変っていることだろう。

そして4日間トッププロたちとラウンドできたことも大きい。特に後半のラウンドでは、3日目に申ジエ、最終ラウンドに吉本ひかる、トッププロと2サムでラウンドしたことが貴重な経験になったと岩永は話していた。「お二人ともショットもパッティングも上手いなと思いましたし、マネジメントとかもすごい考えてプレーされていて、自分も真似していきたいなと思いました。」今回の経験を今後の成長の糧にしたい。
将来は世界で活躍できるプロゴルファーになりたいという岩永の活躍に注目だ。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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