【BOATRACE】初日ドリームは瓜生正義-篠崎元志の地元ワンツー決着! 若松全日本覇者決定戦

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 ボートレース若松(ナイター開催)の「G1読売新聞社杯 全日本覇者決定戦 開設72周年記念競走」(優勝賞金1200万円)は27日に開幕した。

 初日は少し強めの追い風コンディションで1コースが5勝と苦戦。若松では定番の穴パターンでもある3コースからの全速攻撃(まくり)が3回決まって、いずれも3連単は万舟券になった。2日目も追い風予報だが、初日よりも少し緩やかになりそうなので、1コースの反撃は十分に考えられる。

 そんな状況の中、初日12Rの「1stドリーム」は地元の瓜生正義(福岡出身・福岡支部48歳)【冒頭の写真】が1コースから逃げ切り勝ち。2コースの毒島誠が握ったこともあり、ぶっちぎりの快勝劇になった。5コースからまくり差した井口佳典に対し、4コースから差した篠崎元志がバックで追いつき2着に浮上、見事な地元ワンツーが決まった。3着争いは宮地元輝が毒島誠の猛追を振り切り、3連単の1-4-3は2100円の6番人気。

 上位機を手にして前検から余裕が感じられた瓜生正義だが、「握って回ればいいけれど、落とすと良くなかった」とまだ課題は残した。とはいえ初日は無難な調整で走っており、ここからパンチを求めて“本気”の調整が始まる。心配はいらないだろう。

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 2着に食い込んだ篠崎元志(福岡出身・福岡支部38歳)【写真上】は2連対率が29.2%の11号機だが、前操者の大野芳顕が文句なしの上位足だった上昇機ということもあり、「プロペラとギヤケースをやって足は良かった。井口佳典さんよりは強めで、勝率を考えれば十分動いている」とまずまずの手応え。今年の賞金ランクが現在23位とグランプリ出場が見えており、得意の地元水面で賞金を上積みしたいところ。

 2日目「2ndドリーム」のメンバーは次のとおり。

<若松 2日目 12R 2ndドリーム>
1枠 山口  剛(広島・広島)
2枠 馬場 貴也(京都・滋賀)
3枠 西山 貴浩(福岡・福岡)
4枠 土屋 智則(群馬・群馬)
5枠 羽野 直也(福岡・福岡)
6枠 森高 一真(香川・香川)
※()内は出身・支部の順

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 本来なら1号艇で登場予定だった石野貴之が公傷のため欠場し、1号艇には山口剛(広島出身・広島支部42歳)【写真上】が繰り上がった。初日の山口は前操者がチルト2度にしていた伸び型プロペラのままで走って2着2本の船出。結果は出たが、「ピット離れと出足が許容範囲外」ということもあり、プロペラは大幅にたたき変える予定。上位機ではないが悪いモーターでもないので、しっかり仕上げてくるはず。1コースの信頼度も高い。

 2号艇の馬場貴也、3号艇の西山貴浩、5号艇の羽野直也も悪くない動き。むしろ羽野は上位の一角までありそうな気配で、外枠でも侮れない存在か。土屋智則は前節・山本修一の優勝モーターを手にしているが、「そんな感じは全然なくて普通」と手応えがないうえ、1走目に転覆(選手責任外)とリズムまで悪い。森高一真も「出てないな」と苦悩の表情。この2人は整備、調整でどこまでパワーアップしてくるかがカギになる。

 なお、初日3Rでは地元の古澤光紀が1コースからFを切り、賞典除外になった。

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