レディスプレリュードは、臨戦過程が最大のポイント!

東京シティ競馬
チーム・協会
10月1日(火)に東京シティ競馬(大井競馬場)で第21回レディスプレリュード(JpnII)が実施される。
プレリュード(前奏曲)の名のとおり、11月に行われる「JBCレディスクラシック」の前哨戦として、全国各地からトップクラスの実力馬が参戦するダートグレード競走だ。JRA所属馬の勝利が続いており、地方所属馬の奮起にも期待がかかる。
ここではレディスプレリュード過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。

レース情報
第21回レディスプレリュード(JpnII)
発走日程:2024年10月1日(火)20:10発走
距離:1,800m

第20回優勝馬:アーテルアストレア号  【東京シティ競馬】

■人気上位の馬ほど信頼できる

【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-4-1-2](3着内率80.0%)、「2番人気」の馬は[3-2-1-4](3着内率60.0%)、3~4番人気の馬は[3-3-4-10](3着内率50.0%)、5~6番人気の馬は[1-1-2-16](3着内率20.0%)、7~13番人気の馬は[0-1-1-57](3着内率3.4%)、14番人気以下の馬は[0-0-0-9](3着内率0.0%)となっている。まずは前評判の高い馬に注目したい。

■「JRA」勢が強い

【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-2-1-75](3着内率3.8%)、「JRA」の馬は[10-9-8-23](3着内率54.0%)となっている。基本的には「JRA」所属馬を高く評価するべきだろう。

■5歳以下の馬が中心

【馬齢別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

 馬齢別成績を見ると、5歳以下の馬は[9-11-8-68](3着内率29.2%)、6歳以上の馬は[1-0-1-30](3着内率6.3%)となっている。比較的若い馬を重視した方が良さそうだ。

■前走がブリーダーズGC・スパーキングLCだった馬に注目

【前走のレース別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走のレース別成績を見ると、「ブリーダーズゴールドカップ」と「スパーキングレディーカップ」の馬が優秀な成績を収めている。このレディスプレリュードと同じ3歳以上、かつ牝馬限定のダートグレード競走である「ブリーダーズゴールドカップ」や「スパーキングレディーカップ」を経由してきた馬は、上位に食い込む可能性が高いと見ておきたい。

■前走の出走頭数も重要なポイント

【前走の出走頭数別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[1-4-1-45](3着内率11.8%)、12頭以上の馬は[9-7-8-53](3着内率31.2%)となっている。
なお、第14回(平成29年)以降の過去7年に限ると、11頭以下の馬は[1-2-1-34](3着内率10.5%)、12頭以上の馬は[6-5-6-35](3着内率32.7%)である。前走が少頭数のレースだった馬は、評価を下げるべきだろう。

■近年は極端な競馬をした直後の馬が不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、「1番手」の馬は[2-3-2-24](3着内率22.6%)、2~8番手の馬は[7-8-6-63](3着内率25.0%)、9番手以下の馬は[1-0-1-11](3着内率15.4%)となっている。
ただし、第18回(令和3年)以降の過去3年に限ると、「1番手」の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)、2~8番手の馬は[3-3-3-12](3着内率42.9%)、9番手以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重く見るならば、前走の最終コーナーを先頭や9番手以下で通過した馬は割り引きが必要だ。

TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。

<伊吹雅也>
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著者プロフィール

東京都心部(品川区)にある大井競馬場は「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で1950年の開場以来、都心のレジャースポットとして長年にわたり親しまれています。1986年に日本で初めて実施したナイター競馬「トゥインクルレース」は、東京のみならず、インターネット投票や無料のライブ中継などにより日本全国のナイトライフのレジャーとして受け入れられています。2011年に東京大賞典の国際GⅠ格付けを取得、2021年に世界唯一となる左右両回りコースを導入するなど強い馬づくりのために様々な先進的取組みを展開しております。

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