セレッソ大阪【J1リーグ第31節 C大阪vs.湘南】流れを変える1勝を目指す今節。全員で前に、強い気持ちで向かう姿勢を発揮したい

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【CEREZO OSAKA】

前節のヴィッセル神戸戦から中8日。セレッソ大阪はリーグ戦9試合ぶりの勝利を目指し、アウェイに乗り込み、湘南ベルマーレとの明治安田J1リーグ第31節に挑む。

3週間の中断期間が空いて臨んだ前節の神戸戦は、今季初めて3-4-2-1の布陣で臨むも、開始早々にCKから失点すると、11分にも2失点目。「ゲームプランが崩れる」(小菊昭雄監督)難しい展開になると、前半はその後も神戸に主導権を握られ続ける苦しい試合になった。ただし、致命的な3失点目はしのぐと、3選手を入れ替えて臨んだ後半は立ち上がりから積極的な姿勢を発揮。トップ下に入った北野颯太が果敢なプレスでボールを奪い、シュートに持ち込みCKを獲得すると、ルーカス フェルナンデスのキックにレオ セアラが打点の高いヘディングで合わせて1点を返す。その後も後半から入ったカピシャーバ、奥田勇斗といった選手たちが攻撃に勢いと変化を付けながら躍動感を強めたが、同点には至らず、1-2で敗れた。それでも、「攻守に重心を前に、本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた」と後半の戦いぶりを評価した小菊監督。今節に向けても、「全員で前に、強い気持ちを持って向かっていけるかどうか、そこが大事なポイントになる」と話す。前節は追撃の1点をアシストしたフェルナンデスも、「試合の入り方を集中して、球際をもっと強くしていかないといけない」と課題について述べ、「そこを改善していけば、自分たちのベストを出せるし、最後まで良い形で戦っていけると思う」と試合を見据える。湘南がJ1残留に向けて立ち上がりから強い気持ちで向かってくることは明白なだけに、セレッソとしても、そこで負けずに押し返すことが重要だ。

【CEREZO OSAKA】

7月以降、勝利がない8試合はいずれも先制できていない。「先に失点して、そのまま流れを持っていかれる試合が続いている。まずは先に失点しないこと。先に取ることが大事」と話す奥田。攻撃陣では、前節のゴールで再び得点ランクトップに立ったセアラ、フェルナンデスに加えて、前節は後半から出場して勢いを付けた北野、カピシャーバに懸かる期待も大きい。「自分が決めてやる、という気持ちが今は強い」と話す北野は現在の好調ぶりについて、メンタル面での変化を挙げる。「自分が結果を残すことは今までも考えていたけど、チームが勝つために、ということをより意識するようになった。こういう状況になってやっと気付いたというか、今までは他の人に任せていたところがあったかも知れない。そういう意識の変化がプレーにも表れていると思う」と振り返る。前節の試合後、「苦しい状況の今こそ、救世主のような存在が必要なのかなと思っています」と語った背番号38。攻守両面でのアグレッシブなプレーで現状を打破すべく、今節に臨む。

第21節・名古屋グランパス戦での勝利を最後に約3ヶ月勝利から遠ざかり、気付けば今節対戦する湘南との勝点差は6まで縮まってきた。J1残留を確かなものとするために、今節は何が何でも勝点3が必須になる。古巣戦に臨む山﨑凌吾も、「勝つことだけを考えたい。試合開始の笛が鳴った瞬間から、一人一人が勝つために戦うことが大事。勝ちたい気持ちが強い方が勝つ試合になる」と意気込む。9月20日に誕生日を迎えたばかりのストライカーの、加入後初ゴールにも期待だ。チーム一丸で流れを変えたい今節。是が非でも勝点3を手繰り寄せ、次節以降のホーム連戦につなげたい、アウェイでの“決戦”になる。
(文=小田尚史)
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