収穫の時が到来 青木瀬令奈-快音で勝負

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【Photo:Atsushi Tomura/Getty Images】

 JLPGAツアー2024シーズン第28戦『第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が9月20日、宮城県利府町・利府ゴルフ倶楽部(6,638ヤード/パー72)で開幕。19日はプロ・アマチャリティートーナメントが行われた。

 気力・体力・飛距離がそろった。青木瀬令奈-いよいよ、収穫の秋のスタート。しかも、今大会は用具契約メーカーが特別協賛である。となれば、きっちりと結果を出すだけだ。

 「30歳を超えて今年、飛距離が二段階でアップしている。5月にキャリーが全クラブ、5ヤードのびた。そして、次が8月です。今度は10ヤード。特にグリーンを狙う、第2打はこれまでの7年間、ほとんど変化なし。それがのびたんです。トレーニングの効用でしょうけどね。ゴルファーにとって、飛距離延長はいくつになってもうれしい」と前置きし、続けて、「飛距離アップがそのまま結果に出るかとなれば、そう簡単なものではない。クラブの番手が合わず、こんなはずではなかった・・・というミスが出る。一日、ミスが一度あれば、優勝争いにかかわるでしょう。だけど、悲観はしなかった。だから、秋に照準を合わせて、しっかり調整したから」と、現状を説明した。

 しかも、今回からニューアイアンを使用する。「素材がかわって、とにかく柔らかい印象。でも、飛距離は同じです。その上、打感がすごくいい」と早速、実践投入を決めた。プロは広告塔。自身のプレーで話題をつくれば、効果絶大だろう。

 アンバサダーをつとめる、ゼクシオは2000年からスタートしたブランドだった。「ジュニア時代、父から、ちゃんとした大人のクラブをつかった方がいい、とアドバイスされ、選んだものがゼクシオでした。ポイントは練習場で一番、いい音がしていたから。2代目のモデルから使用して、私はゼクシオとともに、ここまできたわけです。加えて、ゼクシオアンバサダーになることがジュニアの頃からの夢でした。もっと、もっとこのブランドを知ってもらえるような、いい仕事をしますよ」と、何とも頼もしい話を聞かせてくれた。

 一方で、今季は若手が躍進。30代のJLPGAツアー優勝はない。「私もここ3年間、毎年、優勝を飾っている。負けませんよ。上田桃子さん、菊地絵理香さんなど、皆さん、そのつもりでいるでしょう。ベテランの誰かが勝てば、ポンポンと相乗効果というのかなぁ。そういう感じで行く-私は思います」と、予告した。

 プロ・アマチャリティートーナメント終了後の最終調整では、ドライビングレンジで快音を連発。本当にいい音が耳に残った。(青木 政司)

【Photo:Atsushi Tomura/Getty Images】

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