ロッテの誇る 左のセットアッパー坂本。「チームのために腕を振るだけ」。頼もしき剛速球左腕がチームを勝利へと導く

千葉ロッテマリーンズ
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千葉ロッテマリーンズ 坂本光士郎投手 【千葉ロッテマリーンズ提供】

  頼りになる男だ。千葉ロッテマリーンズの誇る左のセットアッパー・坂本光士郎投手は9月9日に30歳の誕生日を迎えた。マリーンズ投手の年齢層でいくと中堅と言われる選手。日頃、坂本の周りには先輩後輩関わらずいつも笑顔がある印象だ。マウンド上ではどんな場面でも強気に腕を振るが、ひとたびマウンドを降りると誰にでも優しい表情で接する。益田直也投手や澤村拓一投手の年上の選手からは可愛がられ、鈴木昭汰投手や横山陸人投手などの年下の選手からも慕われている。

 「あいつは本当に心が優しいから」と話すのは小野晋吾一軍投手コーチ。「でもマウンドに上がったら強気。今後もそういうピッチングをしてほしい」と坂本に期待を込める。

 坂本はマリーンズには欠かせない左の中継ぎとして活躍。僅差のリードや同点の場面など非常にタフなポジションを任されている。リードを守る場面はもちろんだが時には逆転を信じてビハインドの場面で登場をすることも。そして複数イニングも投げることもある。

 セットアッパーは試合状況にあわせて決まったタイミングでの登板ではなく試合の戦況に合わせてブルペンで何度も準備を行いマウンドに向かい0で抑えないといけない。坂本のポジションは過酷なのである。しかし、そんな中、ここまで大きな離脱もなく、チームの為に腕を振り続けている坂本。昨オフにウエイトトレーニングを強化し筋力アップに努め、一回りも二回りも体が大きくなった。いつも貪欲に向上心をもって取り組んでいる。

 「去年よりも進化しようと思って取り組んでいる」と話す坂本。ストレートは今年、自己最速を154キロに更新し、平均球速も上がり、進化をみせてくれた。
 
 「与えられたポジションでしっかりと結果を残して、チームの為に腕を振るだけです」。と進化する心優しき左腕はトレードマークのロングヘアをなびかせ今日もグラウンドへ向かう。

千葉ロッテマリーンズ広報室 上野大樹
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