【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】「絶対に自分が勝利に導く」 岐阜女子 #5 安藤美優

U18日清食品リーグ
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【©U18日清食品リーグ】

「U18日清食品トップリーグ2024」は9月16日(月・祝)、日立柏体育館(千葉県柏市)で岐阜女子(岐阜県)と京都両洋(京都府)の試合が行われました。両チームともにこれが今大会の大事な初戦。初出場で全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出ていない京都両洋が、準優勝の岐阜女子相手にどのような戦いを繰り広げるのか注目が集まりました。

先制点は、京都両洋の#14 ヴィクトリア ウビ オコイ選手(2年/187cm)。その後もスコアラーの#7 木谷夢菜選手(3年/170cm)らが積極的に得点を狙います。一方の岐阜女子も、#6 杉浦結菜選手(2年/172cm)のドライブや#7 ディヤイ ネイ選手(3年/186cm)のゴール下シュートで対抗し、互角の展開が続きました。18-15と、京都両洋が僅かに3点リードして第1クォーターを終えます。

第2クォーター、序盤は競り合いが続きますが、流れをつかんだのは岐阜女子でした。堅いディフェンスで失点を抑え、オフェンスでは#9 三宅香菜選手(2年/172cm)のアシストからネイ選手がコツコツと得点を重ねます。逆転から5点リードして前半を終えると、第3クォーターには速い展開を繰り出し、残り4分半には47-37と岐阜女子が10点差までリードを広げました。

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それでも、ここから再び流れは京都両洋へ。司令塔#9 岡田彩葉選手(3年/162cm)の3ポイントシュートなどで反撃し、ディフェンスでも激しくプレッシャーを仕掛けて岐阜女子のミスを誘います。

結局、1点差に迫って第3クォーターを終えると、勝負の第4クォーターは白熱のシーソーゲームに。決められれば決め返す、ディフェンスでも止められたら止め返すという展開が続き、残り3分半で58-58の同点。その後も点数が動かないまま、残り時間が削られていきました。

するとこの勝負どころで、岐阜女子は「絶対に自分が勝利に導くんだ、という気持ちでした」と言う#5 安藤美優選手(3年/171cm)が値千金のシュートを決めて2点リードに。その後のディフェンスも守り切り、杉浦選手がダメ押しのフリースローを決めて61-58。3点差で大接戦を制し、「U18日清食品トップリーグ2024」初戦を白星で飾りました。

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試合の中で相手に流れが傾く苦しい時間帯はありましたが、「上級生として、積極的に攻めようと思いました」とチームを引っ張った岐阜女子の安藤選手。

「インターハイは準優勝でも、チャレンジ精神をもって全員で積極的にゴールに向かうことを意識して練習しています。自分個人でも、インターハイの決勝で、最後に自分がシュートを決め切れなかった悔しさがあるので、この『U18日清食品トップリーグ2024』ではしっかりシュートを決め切って、勝ちにつなげていきたいです」と意気込みを語ってくれました。

目標は「去年は3位に終わったので、今年は全勝して優勝したいです!」とのこと。岐阜女子は主力に2年生も多く、相手に的を絞らせない自慢のチーム力はまだまだ伸び盛りです。「U18日清食品トップリーグ2024」の残りの7試合も、その戦いぶりから目が離せません。
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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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