RCDマジョルカは14日に行われたラ・リーガ第5節で今季無敗記録を更新し続けているビジャレアルをホーム、ソン・モイシュに迎えた。結果は今季2連勝とはならず、1-2で負け試合となってしまった。

ラ・リーガ開幕から5試合目、インターナショナル・ブレーク後一発目となったこの一戦。1勝2分1敗で臨んだこの試合、ホーム初勝利に向けて終始一進一退の激しい攻防が繰り広げられた。

前半11分、スローインを受けたサム・コスタが自らそのまま長距離弾を放ち、最初の決定的チャンスを生み出すも、相手GKディエゴ・コンデに阻まれた。その後も両者勢いを崩さず攻撃を仕掛け続けた。

しかし、好機を見逃さなかったのはビジャレアルだった。27分、CKをパスで再開したビジャレアルがローガン・コスタのヘディングで先制。

先制点を許してしまったマジョルカ。ハーフタイム前に一点を取り返そうと攻撃を仕掛け続ける。34分、CK後ダニ・ロドリゲスが左サイドからクロスボールをあげると、こぼれ球を拾ったサム・コスタがシュートを放った。しかし、それも惜しくもコンデが好セーブを見せ、得点にはならずハーフタイムへ。

一点ビハインドでビジャレアルを追いかける後半、マジョルカはマルク・ドメネクに代わってバレリー・フェルナンデスがビッチへ。

後半55分、早速マジョルカにチャンスが訪れる。コソボ代表での活動から合流したばかりのヴェダト・ムリキが後ろからのアシストを頭でネットに叩き込むも、オフサイドでゴールは取り消しに。

57分、左サイドを駆け上がった浅野拓磨が同点ゴールを演出する。左サイドからそのまま速い弾道のクロスボールを上げ、相手DFのラウール・アルビオルのクリアミスを誘発。アルビオルがクリアをしようとした右足に当たってゴールネットを揺らした。浅野のゴールにはならなかったものの、マジョルカの同点弾を生み、チームに貢献する形となった。63分、セルジ・ダルデルと交代た浅野は観客に拍手で見送られながらピッチを離れた。

しかし69分、トニ・ラトが相手へのタックルの際に足裏を見せたとし、レッドカードで退場へ。マジョルカは残りの20分間を10人で戦うことになってしまった。

10人のマジョルカに対して11人のビジャレアルは猛攻を仕掛け続けた。マジョルカも体を張った守備を続けた。しかしアディショナルタイム、試合終了間際にビジャレアルFWのアジョセ・ペレスに決勝ゴールを奪われてしまい、そのまま試合終了へ。

マジョルカはビジャレアルに無敗記録継続を許してしまった。ラ・リーガ第２節のオサスナ戦以来の敗戦となってしまったマジョルカは次節、ホームにレアル・ソシエダを迎える。浅野拓磨と以前マジョルカに所属していた久保建英との対戦が実現する注目の一戦だ。