7月に行われた新シーズン始動会見にて、森島寛晃社長が1年目の戦いを振り返り、「選手たちはリーグを戦う厳しさを痛感しながら、日々、成長してくれたと思います」と述べたように、参入1年目の昨シーズン、チームはWEリーグのレベルの高さに戸惑いながらも、育成型のチームとして、1試合1試合を成長の糧にシーズンを戦い抜いた。選手個々でも今年1月には小山史乃観がスウェーデン女子1部リーグに移籍し、現在、行われているU-20女子ワールドカップにも白垣うの、米田博美、和田麻希の3選手を送り出している。今シーズンも選手の育成に力を注ぐことはもちろん、その上で、佐伯真道レディース事業部部長は、「今シーズンは昨シーズン以上に勝負にこだわる」とキッパリ。2年目は“チャレンジ”では終わらず、結果にもフォーカスする姿勢を鮮明にした。チームを指揮するのは昨シーズンに続いて鳥居塚伸人監督。昨シーズンを振り返り、「選手たちは努力して夢を追いかけてプロリーグに参入したが、プロの厳しさに直面し、足らないモノも多く感じた1年だった」と総括。「その1年を無駄にすることなく、今季は昨季の経験を生かして、躍動するサッカーを見せたい。夢を追っていた立場から、今度は夢を与える立場としての責任をしっかり持って、選手、スタッフ一丸で、昨シーズン以上の順位を目指して戦いたい」と決意を述べた。