【SOMPO WEリーグ 第1節 N相模原戦】WE参入2年目のリーグ戦がスタート。開幕戦を白星で飾り、好スタートを切りたい

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

2024-25SOMPO WEリーグがいよいよ開幕する。セレッソ大阪ヤンマーレディースにとってはWE参入2年目のリーグ戦。1年目の9位という成績を超え、どこまで上位に迫っていけるか。新たなチャレンジの始まりだ。

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7月に行われた新シーズン始動会見にて、森島寛晃社長が1年目の戦いを振り返り、「選手たちはリーグを戦う厳しさを痛感しながら、日々、成長してくれたと思います」と述べたように、参入1年目の昨シーズン、チームはWEリーグのレベルの高さに戸惑いながらも、育成型のチームとして、1試合1試合を成長の糧にシーズンを戦い抜いた。選手個々でも今年1月には小山史乃観がスウェーデン女子1部リーグに移籍し、現在、行われているU-20女子ワールドカップにも白垣うの、米田博美、和田麻希の3選手を送り出している。今シーズンも選手の育成に力を注ぐことはもちろん、その上で、佐伯真道レディース事業部部長は、「今シーズンは昨シーズン以上に勝負にこだわる」とキッパリ。2年目は“チャレンジ”では終わらず、結果にもフォーカスする姿勢を鮮明にした。チームを指揮するのは昨シーズンに続いて鳥居塚伸人監督。昨シーズンを振り返り、「選手たちは努力して夢を追いかけてプロリーグに参入したが、プロの厳しさに直面し、足らないモノも多く感じた1年だった」と総括。「その1年を無駄にすることなく、今季は昨季の経験を生かして、躍動するサッカーを見せたい。夢を追っていた立場から、今度は夢を与える立場としての責任をしっかり持って、選手、スタッフ一丸で、昨シーズン以上の順位を目指して戦いたい」と決意を述べた。

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得点が少なかった昨シーズンの反省を踏まえ、今シーズンはチームとして攻撃のバリエーションを増やすこと、前に人数をかけて攻撃することをテーマにキャンプから取り組んできた。ただし、リーグ開幕の前に行われたWEリーグ クラシエカップでは、グループステージ第1節はINAC神戸レオネッサに0-2で敗れ、第2節はジェフ千葉レディースに1-1の引き分け。それぞれ攻守に課題が残る試合となった。もっとも、今季も主将を務める脇阪麗奈はリーグ開幕に向け、「しっかり勝つこと。技術もそうですが、走る、戦う部分で相手に負けないことが大事」と話し、どんな形であれ、開幕戦を勝利で終える大切さを説いた。そのためにGK山下莉奈も、「無失点で抑えること」を自身に課す。直近の千葉L戦では好セーブを連発した。「最初の試合に出られなかったので、強い気持ちで臨みました」と振り返ったが、“今シーズンも守護神の座は渡さない”という思いが伝わるプレーぶりだった。開幕戦の相手、ノジマステラ神奈川相模原は昨シーズンのWEリーグでは最下位に終わったが、今シーズンはカップ戦の初戦でアルビレックス新潟レディースに勝利するなど状態は良さそう。攻撃では相手のプレスに怯むことなくボールを動かし、空いたスペースを突いていけるか。自陣ゴール前では相手のクロスにどう対応するかがポイントになりそうだ。

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“ノジマキラー”の高和芹夏はリーグ開幕へ向け、「ホームで戦えることは嬉しい。絶対に勝って、流れに乗っていきたい。内容よりも結果が大事」と話す。勝点3のポイントについては、「立ち上がりや終了間際、飲水タイム後など、プレーが切れた後は特にアラートにプレーしないといけない」と引き締めつつ、「90分を通して失点ゼロで進めながら、前の選手は積極的にシュートを打って、1-0でもいいので勝ちたい」と意欲を述べた。9月15日18時、ヨドコウ桜スタジアムにて、セレッソ大阪ヤンマーレディースの新たな戦いの幕が上がる。
(文=小田尚史)
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