【日本シニアオープンゴルフ選手権・第1R】J・M・シンが攻めのゴルフで3位タイスタート

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【タフなコンディションが好きだと話したJ・M・シン】

18番ホール(パー5)で楽々2オンに成功。最終ホールをバーディで締め括ったインドのJ・M・シンが6バーディ・3ボギーの3アンダーパーの68でラウンド。首位とは4打差があるものの3位タイと好スタートを切った。
今週は各選手が深いラフを警戒して、ティーショットに細心の注意を払う中で、シンはパー3以外の全てのホールでドライバーを選択。入念に練習ラウンドを行った上で、ラフが深いからこそ自分の持ち味である飛距離を活かせると判断した。

「ティーショットがそこまで良かったわけではないのですが、飛距離が出る分、セカンドショットをウェッジで打てるので、今日は戦略通りでした。あとはパッティングのフィーリングも良かったですね。今日は1ホールだけミニドライバーを使いましたが、それ以外は全てドライバー。仮に3番ウッドを選択したとしても、ラフに入れてしまったら、残り距離が長くなるだけ。それなら自分の飛距離を活かして、ラフに入ったとしても2打目を短いクラブで打てる方が、グリーンをとらえられる確率が上がると考えています」。
レギュラーツアーでは4勝を挙げているシンもシニアツアーに参戦して3年目で未だ優勝がない。「タフなコンディションが好きなので、自分が勝てる確率は高いんじゃないかと思っています」勝ちを渇望しながら戦い続ける中で、今週のコースセッティングが最も勝利に近いのではと踏んでいる。

厳しい暑さの中でのラウンドが明日以降も続く予報だが、暑さに関して聞くと「インドでもここまで暑い日はNetflixを見ているよ」と冗談まじりに話してくれた。ただ、日本のナショナルオープンへの思いは強く、暑さに負けない攻めのプレーを貫くつもりだ。
「レギュラーツアーからずっと日本でプレーしてきて、日本でのプレーの仕方はわかっています。日本が大好きですし、国籍はインドですが心は日本だと思っています。だからこそナショナルオープンで勝つことは自分にとって本当に嬉しいことなんです」。

この暑さが続けば技術的、体力的なことに加えて、精神面の強靭さも勝負を左右することになる。日本タイトルへ強い思いを持つシンが精神面で折れることはなさそうだ。
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(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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