【セントライト記念 × 過去データ分析】今年は前走日本ダービー出走馬の争い!
【データ分析】
上位人気が安定
■表1 【人気別成績】
前走はJRA重賞組が中心
■表2 【前走クラス別成績】
日本ダービー組は大敗馬の巻き返しも
■表3 【前走日本ダービー組の各種成績】
前走着順は5着以内なら複勝率63.6%だが、前走10着以下でも同42.1%と大敗からの巻き返しも多い。前走人気は高いほうが好結果を残しやすい。また前走の4コーナー通過順をみると、3番手以内だった馬が【4.3.2.3】で複勝率75.0%を記録している。
ラジオNIKKEI賞組は人気と着順、実績をチェック
■表4 【前走ラジオNIKKEI賞からの好走馬】
皐月賞好走馬も見逃せない
■表5 【皐月賞着順別のセントライト記念成績】
【結論】
前走日本ダービー組3頭の争い
この3頭はそれぞれ好材料を持っており、アーバンシックは日本ダービー4番人気(5番人気以内なら複勝率87.5%)で、11着という着順も悪くない。エコロヴァルツは日本ダービーでハナを切り、4コーナーを2番手で通過(3番手以内なら複勝率75.0%)していたことが大きなプラスになる。そしてコスモキュランダはダービーの内容にこそ特筆すべき点はないが、皐月賞2着(3着以内なら複勝率88.9%)の実績は見逃せない。当日の人気は恐らくコスモキュランダ、アーバンシックが1、2番人気で、やや離れてエコロヴァルツとなりそう。過去10年の1、2番人気の安定感(表1)を重視する方ならコスモキュランダとアーバンシック、配当妙味重視ならエコロヴァルツを軸に考えるといいだろう。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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