ラリーガ EA SPORTS 、今季はDAZNとU-NEXTで配信。注目の久保vs浅野は9月17日に開催

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かつてないほど多くのスター選手たちを揃え、ラリーガ EA SPORTS が新シーズンの開幕を迎えた。スペインのスタジアムを情熱とパワーが溢れる戦いで満たすラリーガ EA SPORTS の2024/25シーズンは、DAZNとU-NEXTを通じて日本のファンに配信される。

先日締め切られた夏の移籍市場では、今季もレアル・ソシエダでプレーする久保建英に加え、2人の日本人選手がラリーガのクラブと契約を結んだ。マジョルカの浅野拓磨と、ギリギリのタイミングで加入が決まったエイバルの橋本拳人だ。乾貴士、武藤嘉紀といった選手の活躍もあり日本のファンによく知られているエイバルのラリーガ HYPERMOTION での戦いは、DAZNで配信される。  

【© RCD Mallorca】

【© SD Eibar】

ラリーガ EA SPORTS の新シーズンを見るべき理由は日本人選手の存在だけではない。例えば、現在世界で最も高く評価されている4選手のうち、ジュード・ベリンガム、ビニシウス・ジュニオール、キリアン・エムバペの3人は昨季のラリーガ EA SPORTS を制したレアル・マドリーの所属だ。同じく最も評価されている23歳以下の8選手のうち、ベリンガム、ラミン・ヤマル、ロドリゴ・ゴエス、エドゥアルド・カマビンガ、ガビの5人はラリーガ EA SPORTS でプレーしている。また今季はハンジ・フリック、ボルハ・ヒメネス、マノロ・ゴンサレス、ルイス・カリオンという注目すべき4人の監督が初めてラリーガ EA SPORTS で指揮をとる。

スペインフットボール界はこの夏、男女共にクラブと代表の双方で素晴らしい成績を残した。男子はEURO2024優勝に続いてパリ五輪でも金メダルを獲得。女子はバルセロナがチャンピオンズリーグ2連覇を成し遂げた。とりわけEURO2024を制したスペイン代表26選手のうち、25人はラリーガ EA SPORTS とラリーガ HYPERMOTION 所属クラブの下部組織出身だった。これはスペインのクラブが国外からスター選手を獲得するだけでなく、地元出身の豊かな才能を数多く生み出していることをよく表している。

ラリーガの各クラブは、長年に渡って選手の育成に注力してきた。スペインでは3シーズン前から「カンテラ(下部組織)の改善と最適化のための国家戦略」も発足。ラリーガは「ラリーガ・アカデミー」というフットボールの育成・振興プログラムも世界各地で行っている。日本の育成レベルにおけるイベントも数多く実施しており、最近では今年7月に初開催された長野カップ、株式会社ワカタケとの提携によりスペインと日本で実施されたクリニック、「ラリーガ・キャンプ・ジャパン」などが成功を収めている。

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注目の日本人対決:マジョルカ対レアル・ソシエダ
日本のスター選手である久保建英は、近年ラリーガでも最も注目されてきた選手の一人だ。ラリーガの分析プラットフォーム「Mediacoach(メディアコーチ)」のデータによれば、久保は今季ここまでレアル・ソシエダで最も多くレガテ(かわすドリブル)を成功。チャンスにつながるコンドゥクシオン(運ぶドリブル)の回数はリーグ全体で12番目に多く、ドリブルでボールを運んだ総距離は21番目に長い。これらのデータからも、チームにおける彼の重要性は明らかだ。

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レアル・ソシエダは昨季、5位のアスレティック・クルブと勝ち点8差の6位でシーズンを終えた。アウェー19戦での勝ち点30獲得はリーグ4位の成績だった反面、ホームのレアレ・アレナではわずか8勝と苦しんだ。イマノル・アルグアシル監督率いるチームが来季のチャンピオンズリーグ出場権争いに加わるには、ホームでのパフォーマンスを向上させることが必須条件と言えるだろう。

今季のレアル・ソシエダは1分毎のボール奪取数がリーグで最も多く、左サイドからクロスを入れる割合が最も高い。1試合平均の被ファウル率は2番目に多く、ボールを持たない状態での1分毎の走行距離は最も長い。またボール保持率はリーグ4位の高さを誇る。

もはやイマノル監督のいないレアル・ソシエダを想像することは難しい。今季で7年目を迎えるオリオ出身の53歳の指揮官は、就任当時は残留争いに巻き込まれていたチームを再びヨーロッパの舞台に導いた。好印象を残した昨季のチャンピオンズリーグでは、スビエタの練習施設で育った生え抜き選手たちへの信頼、そして上質のプレーに基づいた彼のフットボール哲学をヨーロッパ中に見せつけている。

一方、浅野拓磨は今夏にマジョルカと2年契約を結び、大久保嘉人、家長昭博、久保建英に次ぐクラブ史上4人目の日本人選手となった。2016年にアーセナルに引き抜かれてヨーロッパへ渡り、その後ドイツのシュトゥットガルトやハノーファーへのレンタル移籍を経て2019年にパルチザン・ベオグラードに移籍。過去3シーズンはドイツのボーフムでプレーし、90試合で27ゴール13アシストを記録した。

浅野は新天地マジョルカでも開幕から主力として定着している。「Mediacoach」によれば、ここまでシュート本数、時速24km以上での走行距離はチーム2位を記録。スプリントの最高速度もチーム3位を記録しており、早くも持ち味のスピードを生かしていることが見て取れる。

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マジョルカの強みは、ここまで4戦中2試合を無失点に抑えている守備にある。被シュート数に対するGKのセーブ率はリーグトップ、相手のチャンスに際して失点を逃れた確率はリーグ2位の高さを記録。攻撃面では1試合平均のクロス本数がリーグ最多で、つくり出したチャンスの数、ビルドアップの効率性はリーグ5位、空中戦の勝率は4位を記録している。

2シーズン半に渡ってマジョルカを率いたハビエル・アギーレ監督は昨季終了後にクラブを去った。堅固な守備をベースに、あらゆるライバルに恐れず挑むチームを作り上げ、昨季はコパデルレイ決勝進出にも導いたベテラン指揮官はメキシコ代表の新監督に就任。昨季までオサスナを6シーズン率いたハゴバ・アラサテ新監督には、前監督が植え付けたメンタリティーを生かした強靭なチームを新たに作り上げることを期待されている。

久保と浅野による日本人対決が実現するレアル・ソシエダとマジョルカの初対戦は第7節、9月17日(火)の現地時間19時よりエスタディ・マジョルカ・ソンモッシュで行われる。後半戦での再戦は第31節、来年4月の第2週末にレアレ・アレナで開催される。

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2024/25シーズンの注目マッチ
レアル・マドリーは昨季、ラリーガ EA SPORTS とスーペルコパ・デ・エスパーニャ、そしてチャンピオンズリーグを勝ち取った。その後トニ・クロースが現役を引退したが、国内外で頂点を極めたチームは新たにキリアン・エムバペとエンドリックを加わえ、前線の攻撃力を強化。王座を守るために必要な戦力を整え、2006/07、07/08シーズン以来となるラリーガ EA SPORTS 連覇の実現を目指す。

一方、タイトル争いの最大のライバルとなるバルセロナは楽観的なムードに包まれている。理由の一つはドイツ代表のアシスタントコーチとして2014年のワールドカップを制し、バイエルン・ミュンヘンでは三冠も達成した経験豊富なドイツ人監督、ハンジ・フリック新監督の存在。もう一つはラミン・ヤマルの成長が止まらないことだ。17歳の新星はEURO2024を制したスペイン代表でも際立った活躍を見せており、今季のラリーガ EA SPORTS でも全ての試合で危険な武器となるはずだ。

レアル・マドリーとバルセロナによる伝統の一戦「エル・クラシコ」は、10月第4週末の第11節にサンティアゴ・ベルナベウで、来年5月第2週末の第35節にバルセロナで開催。レアル・マドリーとアトレティコ・デ・マドリーの両ファンにとって見逃せない大一番、マドリーダービーの2試合は9月第4週末の第8節にシビタス・メトロポリターノで、来年2月第2週末の第23節にサンティアゴ・ベルナベウで行われる。

ラリーガで見られる魅力的なダービーは他にもある。セビージャとベティスによる「エル・グラン・デルビー(偉大なるダービー)」は10月第1週末の第9節にラモン・サンチェス・ピスフアンで、来年3月最終週末の第29節にベニト・ビジャマリンで開催。アスレティック・クルブとレアル・ソシエダによるバスクダービーは11月第4週末の第14節にビルバオで、来年5月第1週末の第34節にサンセバスティアンで行われる。

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