【神戸スティーラーズ/Together as a Team】 八雲建設株式会社 代表取締役 松本 将志さん
「ラグビーだけでなく、社会貢献にも力を入れているところに共感しました。今後は一緒に地元を盛り上げる活動をしたいですね」
松本さんは、神戸市立工業高等専門学校での5年間、FWで活躍。 【コベルコ神戸スティーラーズ】
代表取締役を務める松本 将志さんは、高校時代に楕円球を追いかけた元ラガーマン。小学、中学時代は野球に打ち込んだが、高校ラグビーや大学ラグビーをテレビで見て「やってみたい」と思い、全国高等専門学校ラグビーフットボール大会10度の優勝を誇る神戸市立工業高等専門学校に進学し、競技をはじめた。
すぐにラグビーの魅力にはまり、高校3年の時には兵庫県選抜に選出。
そこで報徳学園高校でプレーする同い年の日和佐 篤選手と顔を合わせたという。
「日和佐選手は兵庫県選抜や高校日本代表候補に選ばれており、同世代の中で頭ひとつ飛び抜けた存在でした。強豪の私立高校と公立高校ということで、日和佐選手と試合をする機会はなかったのですが、兵庫県選抜で一緒になった時に、お互いの家が近いこともあって話すようになりましたね」
高専卒業後、松本さんはラグビーを続けることも頭をよぎったそうだが、実家が建設会社をいくつか営んでいたこともあり、創業したばかりの八雲建設に入社し、すぐに代表取締役に就任。
ラグビーからは距離を置き、会社の成長に心血を注いだ。
会社経営にあたり壁にぶつかることもあったというが、法政大学からサントリーサンゴリアス(現・東京サントリーサンゴリアス)へ入団し、日本代表にも選ばれた日和佐選手の活躍に力をもらい、仕事に邁進したという。
順調に業績を伸ばしていく中で、松本さんは、地域社会に貢献する活動を開始する。
「神戸市内の公共事業を行うなど、地域に密着した会社です。神戸のために何かしたいという気持ちが昔からありました」
そんな思いから、地元の花火大会への協賛、子ども食堂をはじめ地域住民が交流できる居場所づくりを行うNPO法人への協力、地域の小学校・中学校へニュース掲示板の寄贈
といった、さまざまな社会貢献活動に力を入れる。
同時期に日和佐選手が神戸製鋼コベルコスティーラーズ(当時)へ移籍したこともあり、コベルコ神戸スティーラーズのことは、常にチェックしていたという松本さんは、チームの社会貢献活動に心を動かされた。
「コベルコ神戸スティーラーズは、ラグビーだけでなく、小学生の見守り隊活動や地域のイベントでラグビー体験会を実施するなど、さまざまな形で地元神戸を盛り上げようとしています。その姿勢に感銘を受けて、一緒に地元を盛り上げたり、社会貢献活動に協力したりしていきたいと思い、パートナーに加えていただきました」
2023-24シーズン終了後に開催の「コベルコ神戸スティーラーズ2023-24シーズン パートナー報告会」にも参加し、日和佐選手と旧交をあたためた。
松本さんは、コベルコ神戸スティーラーズのパートナーになったことで、自社の社会貢献活動などを知ってもらうきっかけになったと顔をほころばせる。
今後は、コベルコ神戸スティーラーズと一緒に地域を盛り上げる活動ができたらとも。
松本さんはチームに対し、
「コベルコ神戸スティーラーズにはもちろん優勝してほしいです。でも、それ以上に見ていて面白い試合をしてほしいと思っています。社会貢献活動もして、ラグビー以外の面でもかっこよくて、みんなから憧れられるような、尊敬されるようなチームになってほしいですね」と期待を寄せる。
そして最後に
「同い年の日和佐選手が日本最高峰のリーグワンで頑張っているということが嬉しいです。日和佐選手にはまだまだ第一線で活躍し続けてほしい。僕も日和佐選手の頑張っている姿を励みにこれからも仕事を頑張っていきます」と37歳の大ベテランへ熱いエールを送ってくれた。
八雲建設株式会社
本社:〒651-1105 兵庫県神戸市北区山田町小河字下ギトラ19番5
設立:2007年4月25日
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「コベルコ神戸スティーラーズ2023-24シーズン パートナー報告会」では、高校時代に兵庫県選抜で一緒にプレーした日和佐 篤選手からシルバーパートナーの八雲建設株式会社へ記念品が授与された。「パートナーとしてチームの支援を続けるためにも仕事を頑張らないといけないですね」と笑顔の松本さん。 【コベルコ神戸スティーラーズ】
取材・文/山本 暁子(チームライター)
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