マイナビ仙台レディース2024-25 新加入選手インタビューvol.1

マイナビ仙台レディース
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「チームに示す“勝つための厳しさ”。試合に出て、お世話になった仙台へ恩返しを」 DF 23 佐々木繭選手

【©mynavisendai】

2024-25シーズン、マイナビ仙台レディースは開幕に向けて動き出しています。北海道の北見市、網走市でトレーニングを行い、仙台で7月23日に全体始動しました。練習場には6年ぶりに仙台へと復帰したDF佐々木繭選手の姿がありました。三菱重工浦和レッズレディースから完全移籍した佐々木選手にお話を聞きました。
―おかえりなさい。チームも始動していますが、仙台に帰って来ていかがですか?

「始動前にも少し自主練習をしていました。仙台の街並みが懐かしいですね。クラブハウスは年季が入ってきた感じがします(笑)」

―設備などは変わらないかもしれませんが、チームは大きく変わりましたね。

「人が違いますよね。選手が大きく変わっています」

―三菱重工浦和レッズレディースからマイナビ仙台レディースへ。どのような決断でしたか?

「移籍先の第一候補が仙台でした。仙台に戻るという選択が一番かな、と思っていました。断られなくて良かった(笑)」

ー「佐々木繭選手完全移籍加入」のお知らせに、サポーターや関係者の大きな反応がありました。

「(仙台時代の元雇用先)みやぎ生協の方々とグループLINEがあり、そこで『おかえり!ニュース見たよ』とご連絡頂きました。新聞にも“仙台復帰”という形で載せて頂いていたようで、そういうことも嬉しかったです」

【©mynavisendai】

―全体トレーニングが始まっています。チームの雰囲気はいかがですか?

「練習中、みんな静かだということを聞いていたので、どうなのかな?と様子をうかがっていたのですが、全然そんなことはなかったです。私は参加していませんが、北海道でのキャンプで『みんな元気にやろう』という雰囲気だったみたいですね。その雰囲気のまま、仙台でもみんなすごく元気です。私は選手の中でも年上の方なので、『ビビられちゃうかな?』と思っていたのですが、年下の選手たちも人懐っこい感じで、きさくに話しかけてくれるので助かっています」

―同い年の選手はいますか?

「それが、いないんです。一つ上が、かえちゃん(佐藤楓選手)。近い年下の選手は(佐々木)美和です。今年31歳です」

―武蔵丘短期大学を卒業し、ベガルタ仙台レディースに入団した時は……

「20歳でした。そこから5年間お世話になりました」

―仙台でも活躍しましたが、2018年に浦和レッズレディースに移籍し、本当に大きな経験を積んできましたね。

「そうですね。仙台では、なでしこリーグのスピード感とか、組織での守り方を学ばせてもらって、すごく成長させてもらいました。それをレッズでより表現させてもらったと思います。いろんな経験ができました。それを、今度はこの仙台で少しずつ還元できればなと思います。優勝も含め、経験してきたことは私が伝えられることだと思っているので、練習中の声掛けや、試合に負けた後のこと。そういうところは(安藤)梢さんたちが見せてくれたことがあると思っています。自分たちもそういう振る舞いができたらなと思います」

―若い選手も多いクラブなので、佐々木選手の経験は大きな糧になるのではないかと思います。

「練習から厳しさの基準をどんどん上げていきたいと思います」

―先発でどんどん稼働してもらわないといけないですね。

「はい(笑)そのために、まずは自分のコンディションを上げることに力を注ぎます」

―個人としてはどのようなことを目指すシーズンですか?

「去年、マイナビ仙台レディースが10位だったということには驚きました。技術もあるし、戦力的にももっと上にいて良いチームです。新しいスタッフが入り、新しいトレーニングが行われ、基礎を作り上げているところだと思うので、まずは自分もそれを取り入れて体現できるようにしたいです。そして、何よりもまず、自分自身がピッチに立つということですかね。レッズでは出場時間も短くなってしまっていたので。ピッチに立って、お世話になった仙台へ恩返しをするということが今シーズンの目標です」

(マイナビ仙台レディースオフィシャルライター・村林いづみ)
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著者プロフィール

東日本大震災により休部した東京電力女子サッカー部マリーゼが移管し、2012年ベガルタ仙台レディースが発足。2017年に株式会社マイナビとタイトルパートナー契約を締結しマイナビベガルタ仙台レディースとなりました。 2020年10月にWEリーグへの参入が正式決定。2021年2月より「マイナビ仙台レディース」とクラブ名を改め、活動をスタート。選手達の熱いプレーが多くの方に届くような盛り上がりをともに作っていきます。仙台、東北から日本全国、全世界に向けて、感動や勇気を与え、WEリーグ優勝を目指し活動しています。

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