WBSC U-18女子ソフトボールワールドカップ:日本と中国 ファイナルステージ進出を決める

世界野球ソフトボール連盟
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【世界野球ソフトボール連盟】

中国の平潭(へいたん)で開催されたWBSC U-18女子ソフトボールワールドカップ グループBでは、日本(世界ランキング2位)、プエルトリコ(3位)、オランダ(6位)、イタリア(7位)、中国(11位)、ペルー(15位)の参加6チームが来年のファイナルステージへの2枠をかけて争った。

最終日(日曜日)、日本は中国に21-2で快勝し、オランダはイタリアを3-2の大接戦で破りグループステージを終えた。

初日の雨天中止で多くの試合が延期となったため、第7戦以降の試合はすべて5イニング制で行なわれ、プレーオフは行わずオープニングラウンドの総当たり戦で完結させた。

よって、オープニングラウンド上位2チームが2025年開催のWBSC U-18女子ソフトボールワールドカップ・ファイナルへの切符を手にすることになり、日本と中国は土曜日にすでにファイナルへの進出を決めることになった。

グループBのトップ2チームが対決

日本と中国はどちらも4勝0敗の無敗で最終戦に臨み、両チームとも全勝を目指してエースをマウンドに送った。

日本は他の5チームのヘッドコーチが認める強豪国だ。

知野見桃子は最終戦までに3試合に先発し完璧な防御率(0)を維持していた。谷口日彩、加減夢華、渡辺華奈をはじめとする多くの選手の圧倒的な打撃力と堅実な守備のパフォーマンスで、日本はオールラウンドなチームとして優勝候補と目されていた。

中国は、若手と経験豊富なベテランが混在するチームで今大会に挑んだ。若手投手Yuyan Duanが突出していることに加え、中国は堅実な守備とタイムリーな攻撃で知られていた。日本と同じく最初の4試合でミスがなかった。

チーム最年少選手のDuanは最終戦までの全4試合に先発出場し、3勝を挙げていた。 「わたしたちは堅実な守備で知られていますが、彼女(Duan)がサークル上にいることで守備がより安定します」と中国のヘッドコーチ、Weigang Huangは語った。

日本が圧倒的な打撃力を披露

最終戦で日本は先発・知野見が安定の活躍をみせ、その裏では打線も力を発揮した。知野見は3回2/3を投げ、4奪三振を記録した。許したのはわずか1安打で、最終回で長友彩莉に代わった。 4回時点で日本打線は打者22人で16点を奪い、中国は一度降板させたDuanを復帰させたが、日本が21-2で勝利を収めた。

中国のHuangヘッドコーチは「Duanのような若い選手にとって、より多くの経験を積む絶好の機会でした。彼女にはそれほど国際試合の経験はありませんでしたが、来年ダラスに向かうチームのエースになるでしょう。もっと成長するでしょう」と語った。
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著者プロフィール

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)はオリンピック首都スイス・ローザンヌの近郊プーリーにに本部をおく野球、ソフトボール、ベースボール5の国際統括団体。6500万人以上にのぼるアスリート競技人口を支え、野球、ソフトボール、ベースボール5の普及・発展を推進している。 WBSCは各国の公式代表チームが出場する国際大会を主催しており、プレミア12、野球ワールドカップ、ソフトボールワールドカップ、ベースボール5、野球・ソフトボールオリンピック予選を世界各地で開催している。

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