【マッチレポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・8月10日延期日程
【©明治大学体育会サッカー部】
【1部第6節】日本大学 1(1-2) 明治大学 @日本大学アスレティックパーク稲城 サッカー場
後半は両チーム攻めあぐね、チャンスを作りながらもゴールを割ることなく1-2で試合終了。明大が開幕以来の無敗記録を11に伸ばした。首位・筑波大も勝利したため、勝点差は2のまま。しかし第13節までの全試合を消化した筑波大に対し、明大は2試合を残しているだけに、残りの延期試合に勝利すれば首位奪還の可能性も。次週の試合に注目したい。
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【1部第6節】筑波大学 3(1-0)2 流通経済大学 @筑波大学第一サッカー場
だが、後半に入ると流経大も反撃を開始。52分に鈴木奎吾、59分に清水蒼太朗を投入して攻撃のギアを上げる。すると66分、左からのアーリークロスに鈴木が頭から飛び込んでシュート。これはポストに阻まれるものの、跳ね返りを清水が押し込んで同点弾。交代選手ふたりが得点に絡み、流経大が試合を振り出しに戻した。勢いに乗った流経大は71分にも松永颯汰左サイドを突破。ゴール前に入れた速いクロスを大氏凛州がダイレクトで合わせて逆転に成功する。試合の流れは流経大に傾きかけたが、ここで筑波大ベンチが動いた。77分に小林俊瑛と沖田空を投入すると、84分に相手GKのキャッチミスを小林が蹴り込んで2-2に。こちらも交代選手の活躍で筑波大が同点に追いつく。筑波大はここから一気に流れを引き寄せ、試合終盤の87分に田村蒼生の右からのクロスに内野航太郎が頭で合わせて3点目をマーク。わずか3分間で筑波大が同点、そして勝ち越し点を挙げ3-2で試合終了。粘る流経大を引き離して、筑波大が"茨城ダービー"を制した。
勝った筑波大は明大に勝点2差をつけたまま首位をキープ。ただし、この試合で第13節までの全試合を消化した筑波大に対し、明大は未消化試合が2試合残っている。延期試合の結果次第では、首位戦線に変更がありそうだ。
【1部第11節】中央大学 2(0-0)1 国士舘大学 @中央大学多摩キャンパスサッカー場
前半の半ばから降り出した雨が、激しくピッチを濡らす中で始まった後半。均衡が破られたのは開始直後の49分だった。中大は水たまりを回避し浮き球でボールをつなぎ、左サイドバックの鈴木登偉が逆サイドにクロスを入れる。これを加納大が頭で合わせて中大が先制。しかし、その後は雨がいっそう激しくなり、両チームなかなかゴールに結びつけることができない。70分過ぎから少しずつ雨が弱まると、1点を追う国士大が積極的に攻撃を仕掛け、84分には途中出場の村上竜規がペナルティーエリアに侵入したところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを東川続がゴール右下に沈めて国士大が同点に追いつく。試合は1-1のままアディショナルタイムに突入。ドロー決着かと思われたが、最後の最後にスコアが動いた。90+5分、中大はGK岩瀬陽のロングキックを北浜琉星が前線でキープ。ペナルティーエリアに侵入すると、すかさずマイナスのパスを送る。これを受けた持山匡佑が鮮やかなミドルシュート。ボールはバーを叩きゴールとはならなかったが、跳ね返りを岡崎大智が蹴り込んで中大が追加点。このゴールが決勝点となり、試合は2-1で終了。日大が敗れたことで、中大は5位との差を勝点4に広げて中断期間を迎えることとなった。
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《2部第11節》日本体育大学 3(2-0)1 山梨学院大学 @日本体育大学 横浜・健志台キャンパスグラウンド
どちらも負けない試合は、互いに譲らない、実力伯仲の一戦となった。拮抗が崩れたのは31分。日体大はゴールまで距離のある位置でフリーキックを獲得。しかし菅野隆星が放ったキックを、宮木優一が頭で合わせるとバウンドしたボールはそのままゴールへ。日体大は38分にも、相手DFのクリアミスを拾った吉崎太雅が、そのままゴールに蹴り込んで追加点。わずかな間に日体大が2得点を挙げ、2-0とリードして前半を終えた。
後半に入ると、山学大は藤田夏寿丸と斎木大和を、日体大は岡﨑大志郎を投入して攻撃のギアを上げる。チャンスは五分と五分ながらも、ゴールネットを揺らしたのはまたもや日体大だった。63分、日体大は菅野のフリーキックを小林隆が押し込んで試合を決定づける3点目をマーク。先制点と同じく、菅野の正確なキックが日体大に貴重な3点目を引き寄せた。一方の山学大も78分、斎木の左からのクロスを村田智哉が合わせて1点を返すが反撃はここまで。試合展開的には互角ながらも、セットプレーなどで得点チャンスを逃さなかった日体大が3-1と快勝し、2位に浮上した。日体大は次週の延期試合に勝てば、首位奪還の可能性も。注目の一戦となりそうだ。
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《3部第9節》東京経済大学 3(1-0)2 中央学院大学 @東京経済大学武蔵村山キャンパスサッカーグラウンド
だが後半に入ると中院大も反撃を開始。64分、中院大は北村大からのパスを中心に東経大守備ラインを崩すと、最後は根本大生のヒールパスを受けた北村が突破しシュート。これがゴール右下に決まり1-1に。試合は降り出しに戻った。追いつかれた東経大は70分過ぎから立て続けに選手を交代。するとこの起用が的中。82分、東経大は古畑広太郎の右コーナーキックを、途中出場の熊倉大翔が右足で合わせて追加点。再びリードを奪うと、その3分後にはスローインからチャンスを作り、最後はこちらも途中出場の小尾丞斗が決めて3-1に。交代選手が両得点に絡む活躍で中院大を突き放した。中院大も終了間際に柴山大希がフリーキックを直接決めて1点差に詰め寄るが、ほどなくしてタイムアップの笛が鳴り東経大が3-2で勝利。この結果、東経大は8位から5位に大きく躍進した。
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《3部第9節》共栄大学 1(0-0)1 青山学院大学 @共栄大学サッカーグラウンド
しかし後半に入ると共栄大が主導権を握り、77分にはカウンターからチャンスを作り、馬場翔太のクロスに安倍颯汰が飛び込んでネットを揺らす。先制点を挙げた共栄大がこのまま逃げ切るかと思われたが、終了間際の90分に青学大もペナルティーキックを獲得し、これを森夲空斗が沈めて1-1のドロー決着となった。青学大は4位のままだが、共栄大は勝点1を積み上げたことで亜細亜大学を勝点で上回り11位に。第3節以来となる最下位からの脱出に成功した。
《3部第9節》國學院大学1(1-0)0 明治学院大学 @國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド
後半に入っても試合は停滞状態が続き、國學大はシュートチャンスを作れないまま。だが國學大は集中した守備で序盤に挙げた1点を守りきり、1-0で試合終了。國學大は連勝を5に伸ばすとともに勝点を25とし、首位・東京農業大学の勝点を超えてついに初となる首位の座についた。
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※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)
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