浜名湖の黒潮杯はあす15日優勝戦 御大・服部幸男が淡々とベストを尽くす

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【(C)BOATRACE 服部幸男】

ボートレース浜名湖の「湖西市長杯争奪戦 黒潮杯」は、きょう14日に準優3個レースが行われた。結果は次のとおりだ。

【10R】
1着:1号艇 伊藤将吉(1コース逃げ)
2着:3号艇 山田雄太

【11R】
1着:1号艇 笠原 亮(1コース逃げ)
2着:2号艇 菊地孝平

【12R】
1着:1号艇 服部幸男(1コース逃げ)
2着:6号艇 谷野錬志

この結果、優勝戦の枠番と、各レーサーの浜名湖優勝履歴は以下のとおりとなっている。なお、カッコ内は舟足評価。

【浜名湖12R 優勝戦】
1号艇 服部幸男 浜名湖V40(変わらず伸び型)
2号艇 笠原 亮 浜名湖V10(バランス取れ上位)
3号艇 伊藤将吉 浜名湖V8(悪くない程度の足)
4号艇 菊地孝平 浜名湖V23(ピストン交換で上昇)
5号艇 山田雄太 浜名湖V2(向きや押しは〇)
6号艇 谷野錬志 浜名湖V6(行き足&伸び〇)

優勝候補筆頭は支部の精神的支柱として多くの尊敬を集める服部幸男(静岡出身・静岡支部53歳)【写真2枚】。1コースから逃げ濃厚とみる向きは多いことだろう。

【(C)BOATRACE 服部幸男】

日ごろから口にしている「ベストを尽くします」はあまりに有名だが、その根底にあるのはプロセスに対するファンへの誓い。結果に対する約束ではない。

プロの世界は結果が重要であることはいうまでもないが、勝負には相手がある。絶対はないのだ。
それは勝ちやすい1号艇であっても同じ。
かつて服部幸男は「サッカーのPKみたいなものですね…」と語ったことがあるが、ファンが決めてくれるだろうと思うからこそ重圧が増すというもの。そのプレッシャーがミスを誘発することもあるのである。
だからこそ、ポールポジションを手に淡々と「ベストを尽くす」はず。服部幸男が教える深淵な精神性に触れることのできる優勝戦に注目したい。
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