【3部・延期分】中断明けから負けなし、5連勝の國學院大學がついに首位を奪取!

チーム・協会

【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部リーグ第9節(延期日程)

【©JUFA】


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【3部リーグ】は、8月10日(土)に、落雷のため中止となった第9節の延期分3試合が行われた。

 延期3試合の中で最注目の一戦は、3位・國學院大學と6位・明治学院大学の対戦だろう。『「アミノバイタル®」カップ』による中断明けから負けなしでここまで4連勝。3位ながら首位・東京農業大学を勝点1差に捉え、引き分け以上の結果で自身今季初となる首位浮上が見えている。対する明学大は中位ながらも降格圏内まで1ゲーム差と、決して余裕のある状況ではない。緊迫した状況の中で行われた試合は、早い時間に試合が動いた。9分、國學大は成田翔紀が豪快な一撃を突き刺して先制。しかし、その後は追加点をあげられず、後半はシュートチャンスを作れないまま。しかし、集中した守備で序盤に挙げた1点を守りきり、1-0で試合終了。國學大は連勝を5に伸ばすとともに勝点を25とし、ついに初となる首位の座についた。

 4位の青山学院大学は最下位の共栄大学に苦戦。後半は共栄大に主導権を握られ、77分にカウンターから先制点を許す。このまま共栄大が逃げ切るかと思われたが、終了間際の90分に青学大がペナルティーキックを獲得。これを青学大が決めて1-1のドロー決着。青学大は4位のままだが、共栄大は勝点1を積み上げたことで11位の亜細亜大学を上回り、第3節以来となる最下位からの脱出に成功した。

 勝点2差の8位・東京経済大学と10位・中央学院大学の試合は、前半アディショナルタイムの45+4分に東経大が佐瀬祐人のゴールで先制する。だが後半に入ると中院大も反撃を開始。64分に北村大が同点弾を決めて試合を振り出しに戻した。追いつかれた東経大だが、82分と85分に途中出場の熊倉大翔と小尾丞斗が立て続けに得点を挙げて3-1に。終了間際に中院大にフリーキックを決められるものの、1点差を守りきって3-2で勝利。この結果、東経大は8位から5位に大きく躍進した。

 足踏み状態に続いていた首位グループを越え、5連勝の國學大がついに首位に。一方、下位グループでは共栄大が最下位を脱し、9位以下は勝点1差で4チームがひしめく大混戦模様に。なかでも9位・平成国際大学、10位・中央学院大学、11位・共栄大は未消化試合を1試合残しているだけに、結果次第ではこちらの順位も大きく変動しそうだ。また5位に浮上した東経大の未消化試合は2。2試合とも勝利すれば首位グループに食いつける可能性も。3部リーグは延期試合でも大きな動きがありそうだ。

【©JUFA】


■全試合結果と得点者

【第9節】

東京経済大 3(1-0)2 中央学院大
得点者)【東経大】佐瀬祐人、熊倉大翔、小尾丞斗【中院大】北村大、柴山大希

共栄大 1(0-0)1 青山学院大
得点者)【共栄大】安倍颯汰【青学大】森夲空斗

國學院大 1(1-0)0 明治学院大
得点者)【國學大】成田翔紀
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント