佐賀でも一発逆転が狙える！？今夜のファイナルレースは波乱に期待／佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
賞金下位から順に選ばれた3歳馬たち(移籍初戦の馬は除く)が出走する「ドリームシリーズ」が最終レースに行われる。今年、3連単19万馬券も飛び出した「ドリームシリーズ」を大恵総合研究所でおなじみの競馬リポーターの大恵陽子が的中目指してデータを元に予想する。
データは合っているのに買い目は外れる？大恵総合研究所
競馬リポーターの大恵陽子です。
毎週土日は昼間はJRAを、夕方以降は佐賀競馬や高知競馬を楽しむ日々なのですが、あれ？今週は高知競馬がない……。
そう、今週から約1カ月、高知競馬は暑熱対策と馬場改修のため休催に入ります。
そうなれば、１日の負けを取り返す（プラス収支になっていればいいのですが、それが難しい）には佐賀競馬しかない！
ということで、期間限定で9月1日までの間、佐賀競馬の最終レースの予想をお届けします。
私が勝手に設立した「大恵総合研究所」は地方競馬をデータ面から攻略しよう！というのが目的。
ところが、「おかげさまで万馬券が取れました」というありがたいお声もあれば、「買いたい馬が増えて困る」「データは合っているのに所長の買い目は外れたね」など辛辣な意見もあります。
このデータをどう活かすかは読者のみなさま次第。
温かい目でお付き合いのほどよろしくお願いします。
そして、佐賀競馬を楽しみつくしましょう！
3着以内の経験ゼロな馬たち
佐賀競馬の最終レースには何種類かあるのですが、「ドリームシリーズ」と銘打たれる一戦は、3歳馬のうち賞金下位から順に出走馬が選定されるもの(移籍初戦の馬は除く)。
つまり、生涯を通じて上位入着したことがほとんどない馬たち。今夜の出走馬もみなデビューからここまで3着以内に入ったことが一度もなく、馬にとっては輝けるチャンスでもあるのです。
それだけにどの馬が勝ってもおかしくなく、波乱含みなのが「ドリームシリーズ」。
直近1年で12レースが行われ、うち8レースが3連単万馬券となっています(下表)。
となれば、3連単5頭ボックス(60通り)や、1頭軸マルチ相手6頭(90通り)を買っても当たればプラス収支となる可能性が高く、手広く狙うことができます。
混戦メンバーだからこそ前有利！
「小回りコースなんだから、そんなの当たり前だろ！」と思われるかもしれませんが、実は小回りコースの中でも差しが決まりやすいのが佐賀競馬。
この「ドリームシリーズ」でも超短距離の900mになると差しが上位入着するケースも見られます。
しかし、今夜の1300mのようにコースを1周、コーナー4回のコースとなると圧倒的に前決着。
直近1年では同条件は3レースしか行われていませんが、いずれも1コーナーで5番手以内だった馬が3着以内を占めています。(下表)
そのため、前走を5番手以内に付けられた馬を選ぶことが最優先となりそうです。
最終レースが得意な騎手は？
下表は直近1年の佐賀最終レース(3歳限定戦)の成績です。(ドリームシリーズ以外も含む)
黄色マーカーは、昨年の勝率、連対率より10％以上高い部分。トップジョッキーの山口勲騎手のほか、若手の出水拓人騎手が連対率で13％以上高い数値をマークしています。また、竹吉徹騎手は昨年の勝率9.8％、連対率21.2%から大幅アップとまではいかないまでも、最多の4勝を挙げる活躍ぶり。人気薄での上位入着もあり、注目すべき存在でしょう。
では、気になる予想と買い目は？
まず、最も逃げ・先行できそうなのは⑪トトリムク。
900mの前走は好スタートから3頭横並びの逃げ争いを演じました。さすがに先手争いでペースが速くなったのか、勝ち馬には差し切りを許してしまいましたが、5着。3kg減の合林海斗騎手器用で大外枠から逃げ切り勝ちを図りたいところでしょう。
もう1頭、序盤からスピードを見せそうなのは⑩ラグランデテソーロ。
JRAから移籍初戦の前走で楽に2番手外につけるスピードを見せました。3コーナー手前で後退して8着だったこと、またJRA時代の成績を見ると距離はもっと短い方がいいかもしれませんが、2カ月半ぶりの前走を叩いて息のもちが少しでも良くなっていれば、というところ。
出水拓人騎手騎乗の③ラブラブラブチャンはJRAから移籍初戦の前走、後方からとなりながらも直線で末脚を伸ばして5着。もう少し前のポジションを取れたり、ペースが流れれば3着以内に入らないかな、と期待したいです。
そして、竹吉徹騎手騎乗の①フェイスクラ、今回がデビュー戦となる⑥ポークテソーロも買い目に入れようと思います。
というわけで、これらの馬を3連単ボックスで。
3連単5頭ボックス60通り
①③⑥⑩⑪
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