残り4Hで3バーディー 山下美夢有6位

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【山下美夢有 Photo:Andrew Redington/Getty Images】

 パリオリンピック・ゴルフ女子第2Rが8日、ル・ゴルフ・ナショナル(6,374ヤード/パー72)で行われた。第2日、山下美夢有が持ち味を発揮したのは、終盤だった。14番まで2バーディー、3ボギーと、流れに乗れない。それでも、チャンスが来るのをジッと待っていたかのようだ。

 残り4ホールとなった15番。第1打をフェアウェイのセンターへ運ぶ。残り137ヤードの第2打はグリーンをとらえたものの、ピンまでは9メートル。とてもチャンスとはいえない。

 しかし、入念にラインを読んで、しっかりと傾斜を確かめた。集中力を最高に高め、アドレスへ入る。正確なストロークからエネルギーを得たように、ボールはカップへ。反撃へ転じるバーディー奪取で、この日のスコアをイーブンパー戻し、通算1アンダーとした。

 続く、パー3・16番は、ピン左5メートルからのバーディートライ。が、わずかにカップをはずれ、惜しいパーセーブ。前日はパッティングの感触がいまひとつのようだったが、この日は違った。

 17番、第1打、フェアウェイをキープする。残り145ヤードの第2打は、鋭くピン方向へ。1.5メートルにつけた。難なくバーディー奪取。勢いがつく。最終18番はパー5。前日は果敢に2オンに成功したが、3パットのパーセーブだった。

 それだけに、状況を考慮しマネジメントを変更。第1打、フェアウェイ→第2打はピンまで池越えの186ヤード。レイアップした→第3打、花道からピンまで69ヤード。58度でピン4.5メートルにつける。決して、やさしい状況ではない。だが、バーディーで第2日を締めくくる。

 「途中、苦しい状況を耐えることができた。何とか立て直せることができたと思います。あすも、パッティングを決められるかでしょう。いい流れで終わることができた」と、ホッと胸をなでおろす。5バーディー、3ボギーの70。6位タイ、通算3アンダーで、第3日へ向かう。

【笹生優花(R) Photo:Kevin C.Cox/Getty Images】

 笹生優花は2バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの通算7オーバー、47位タイ。第1日よりショットの精度は上向いてきた。第3日のチャージを期待したい。

【モーガン・メトロー Photo:Kevin C.Cox/Getty Images】

この日、通算8アンダーとスコアを伸ばした、スイスのモーガン・メトローが首位に立った。1打差の2位は中国のイン ルオニン。通算5アンダーのリディア・コ(ニュージーランド)が3位につけている。

【主な成績】
1(-8)モーガン・メトロー
2(-7)イン ルオニン
3(-5)リディア・コ
6T(-3)山下美夢有、セリーヌ・ブティエ
12T(-2)ネリー・コルダ、ローズ・チャン
47T(+7)笹生優花
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