8月7日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックスと広島のウエスタン・リーグ公式戦第17回戦は、9対9の引き分けで終了した。

　オリックスの先発・芦田丈飛投手は初回を3人で抑える立ち上がり。しかし2回表、1死1、2塁から中村健人選手の適時打で1点を失うと、続く3回表には、一挙4失点。2死2、3塁から韮澤雄也選手に四球を与えたところで降板した。

　2死満塁で後を受けた大江海透投手は、このピンチを内野ゴロで切り抜けるも、続く4回表には、2本の適時打で4点を失い、1.1回34球4安打1四球4失点でマウンドを降りた。しかし5回表、6回表は権田琉成投手が登板し、2イニング連続で3者凡退に仕留める好投を披露。

　一方の打線は9点ビハインドで迎えた6回裏、5連打で3点を返すと、なおも無死2、3塁からゴロの間に1点を追加。さらにこの回、堀柊那選手にも適時打が生まれ、4点差に迫る。打線の勢いは止まらず、8回裏にも、2死1、3塁から池田陵真選手が適時打を放つと、押し出し四球、内藤鵬選手の適時打でさらに3点を返し、試合を振り出しに戻した。

　同点で迎えた9回表は、横山楓投手が無失点投球も、最終9回裏は3者凡退に倒れて試合終了。先発・芦田投手は、2.2回57球7安打3四球1奪三振5失点（自責点1）の内容。なお、頓宮裕真選手が3安打1打点、内藤鵬選手が2安打1打点を記録している。

　 １２３４５６７８９ 計
広 ０１４４０００００ ９
オ ０００００５０４０ ９

広 高太一-ケムナ誠-大道温貴-岡田明丈-高橋昂也-松本竜也
オ 芦田丈飛-大江海透-権田琉成-比嘉幹貴-宇田川優希-横山楓

文・伊藤愛華