大会３日目となる8月4日、（公財）日本少年野球連盟の主催する「エイジェックカップ 第55回日本少年野球選手権大会」が大阪シティ信用金庫スタジアムなど5会場で、小学生の部4試合、中学生の部8試合が行われた。

この日の注目カード。
先ずは中学生の部、初出場の越谷ボーイズ（埼玉県東支部）と浦添ボーイズ（沖縄県支部）が南港中央球場（大阪市）で対戦した。
初回裏の攻撃、越谷4番・尾形夏輝、5番・中村亘汰が連続二塁打、さらに6番小池叶芽の連続タイムリーで3点を先制。
さらに4回、満塁のチャンスに中村の犠飛で追加点、4点差とリードを広げる。
浦添は5回、一死2・3塁のチャンスに2番・安里成倫の2点タイムリーとなる二塁打で反撃。
越谷は6回、中村、小池、大牧優太の3連続タイムリーで4点、6点差とリードを広げる。
最後は、1番・井手來夢がライトオーバーを放ち、9-2でコールドが成立、ベスト8進出を決めた。


「一戦ごとに子どもたちは成長している。ベスト8という快挙はできすぎだが、日々逞しくなっていく様を実感でき、とても嬉しい」
と、金澤正芳監督（49歳）は笑顔で話してくれた。

この日は明石ボーイズ（兵庫県支部）、愛知名港ボーイズ（愛知県中央支部）、高松ボーイズ（愛媛県支部）などが勝ち上がりベスト8が出そろった。

つづいて小学生の部。
2回戦、大阪都島ボーイズ（大阪北支部）と深谷ボーイズ（埼玉県西支部）が住之江公園球場で対戦した。
大阪都島2回の表、6番・古賀大誠が内野安打、これを8番・岸本蒼大の二塁打で先制。
3回にも、左前打で出塁の2番・福田愛真を4番・大塚叶翔が右前打で返し2点目となる追加点をあげる。
深谷は4回裏、二塁打の4番・永射悠希を6番・中島悠晴が右中間二塁打で返し反撃する。
大阪都島は5回、福田の二塁打、大塚の右前打、5番・西本篤人の二塁打などで3点を追加、深谷を突き放す。
大阪都島は6回にも1点を追加し6-1で勝利、準決勝進出を決めた。

小学生の部の準決勝は8月6日に荒本青少年運動広場で、中学生の部の準々決勝と準決勝は、同じく8月6日に大阪シティ信用金庫スタジアムなどで行われる。

小学生の部：４試合
【住之江球場】
大阪都島ボーイズ（大阪北支部）　６−１　深谷ボーイズ（東日本ブロック）
大阪堀江ボーイズ（大阪南支部）　８−６　津ボーイズ（岐阜県・三重県支部）

【大阪シティ信用金庫スタジアム】
堺中央ボーイズ（滋賀県・京都府・大阪阪南・和歌山県支部）　１２―２　埼玉新座ボーイズ（東日本ブロック）
香芝ボーイズ（奈良県支部）　６−７　広島安佐ボーイズ（広島県・山陰支部）


中学生の部：８試合
【富田林バッファロースタジアム】
飯塚ボーイズ（福岡県北支部）　５−６　宮城仙北ボーイズ（東北中央支部）
愛知守山ボーイズ（愛知県西支部）　１−８　明石ボーイズ（兵庫県西支部）

【大阪南港中央球場】
浦添ボーイス（沖縄県支部）　２−９　越谷ボーイズ（埼玉県東支部）
愛知名港ボーイズ（愛知県中央支部）　１０−０　笛吹ボーイズ（山梨県支部）

【大阪シティ信用金庫スタジアム】
江戸川南ボーイズ（東京都東支部）　６−７　高松ボーイズ（愛媛県支部）

【原池球場】
湘南ボーイズ（神奈川県支部）　３−４　東京ヴェルディボーイズ（東京西支部）
上三川ボーイズ（栃木県支部）　３−５　松本ボーイズ（長野県支部）
横浜泉中央ボーイズ（神奈川県支部）　７−４　京葉ボーイズ（千葉県支部）