早大柔道部副将 ホ・ミミ パリ五輪女子57キロ級で銀メダル

チーム・協会

柔道 女子57 ㌔級決勝で、デグチ・クリスタと対戦するホ・ミミ選手(左) 【共同通信】

柔道韓国代表で早稲田大学柔道部副将のホ・ミミ選手(スポーツ科学部4年、日本名・池田海実)が7月29日、パリオリンピックの女子57キロ級決勝に進出し、デグチ・クリスタ選手(カナダ)と対戦しました。接戦の末、惜しくも敗れましたが見事に銀メダルを獲得しました。

早稲田大学関係者がオリンピックの柔道でメダルを獲得したのは、1972年ミュンヘン大会の校友・石井千秋さん(ブラジル代表)に続いて2つ目、現役学生としては初の快挙となりました。

表彰式で銀メダルを手にするホ選手(左) 【共同通信】

スポーツでも勉強でも早稲田大学スポーツ科学部に憧れていて柔道部に入部したというホ選手。大学では日本名・池田海実として活動しており、柔道早慶戦でも活躍しました。近年急成長を遂げ、2024年5月に行われた世界柔道選手権(UAEアブダビ)では、女子57キロ級でデグチ選手を破って金メダルに輝きました。

田中愛治 早稲田大学総長コメント

本学の現役学生で柔道部副将であるホ・ミミ選手が、パリ・オリンピックの柔道女子57キロ級において銀メダルを獲得しました。おめでとうございます。

柔道部では男子選手と共に練習を重ね、入学してから急成長を遂げて韓国代表に選ばれました。韓国と日本を行き来しながら勉強も頑張っています。これまでのご努力と気力に敬意を表するとともに、心からお祝いをお伝えしたいと思います。

妹さんもスポーツ科学部2年生の柔道部員とのことですので、姉妹での今後のご活躍も期待しております。

早稲田大学総長 田中愛治

早稲田大学柔道部女子部門 西田清二監督コメント

池田海実選手、銀メダル獲得、本当におめでとうございます。

早稲田大学柔道部関係者のオリンピックでのメダル獲得は、1972年のミュンヘンオリンピックで銅メダルを獲得した石井千秋先輩(ブラジル代表)以来52年ぶりの快挙です。

池田選手は、勉強面、競技面の両面で、早稲田大学スポーツ科学部と柔道部に大きな憧れを持ち、入学しました。大学では、柔道以外の競技や講義(例えば陸上競技や、ウエートリフティングの講義など)にも興味を持って学習することで、それらを自らの柔道に生かしてきました。また、母国での合宿生活や海外ツアーの連戦、大学では男子部員とも稽古をすることで身体的な強さも身につけ、本年5月の世界選手権で金メダルを獲得、今回のパリオリンピックへの活躍へと繋げました。

現役部員のオリンピック銀メダル獲得は、早稲田大学柔道部の誇りであり、部員や早大生に大きな希望を与えることだと感じています

最終日の国別団体戦においても、韓国代表として躍動するであろう池田選手のさらなる活躍を期待しております。

早稲田大学柔道部女子部門監督 西田清二

出場選手・競技結果

▽柔道女子57キロ級 ホ・ミミ(スポーツ科学部4年、柔道部副将、日本名・池田海実)銀メダル

3回戦  ○10−0 NELSON LEVY Timn(イスラエル)
準々決勝  ○1−0 LKHAGVATOGOO Enkhriilen(モンゴル)
準決勝  ○1-0 SILVA Rafaela(ブラジル)
決勝  ●0―10 DEGUCHI Christa(カナダ)
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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