「インサイドストーリー夏草の賦」 第4回 高松ボーイズ(愛媛県支部)〜シリーズ 選手権大会出場チーム紹介~

ボーイズリーグ夏の全国大会 エイジェックカップ「第55回 日本少年野球選手権大会」が2024年8月2日に開幕する。
このシリーズでは開幕に先立ち、各地の予選を勝ち抜き選手権大会への出場を決めたチームのインサイドストーリーを紹介する。
題して夏草の賦(はなし)。
第4回は、昨年の選手権でベスト4、悲願の初優勝を目指す愛媛県支部代表の高松ボーイズ。

チーム初の春夏連続の全国出場。春1回戦敗退のリベンジを!

2024年6月30日、愛媛県の今治市営球場では、エイジェックカップ「第55回 日本少年野球選手権大会」の愛媛県支部代表を決める熱き戦いが繰り広げられていた。
2年連続の選手権大会出場、春夏連続の全国大会出場を目指す高松ボーイズは、準決勝で松山ボーイズと対戦。
高松ボーイズと松山ボーイズは、この1年オープン戦や公式戦で何度もぶつかった、お互いに手の内を知り尽くした好敵手。
予想通り、この日も白熱した戦いとなった。
試合は初回からエンジン全開の高松ボーイズ打線が爆発。
先頭打者・住友輝人のスリーベースヒットを皮切りに、2番河野巧弥、5番高田昊のタイムリーで幸先よく2点を先取。
6回にも3点を追加した高松ボーイズ。守っても先発の大谷未士が7回途中まで得点を許さない圧巻のピッチングを披露。
5−0で勝利し、決勝へ駒を進めた。

同日行われた決勝戦の相手は、大洲ボーイズ。
初回に2点を先制した高松ボーイズは、好調の打線が決勝でも爆発、4回、5回と追加点を重ねる。
先発の高田昊が4イニングを無失点の力投。
その後は小刻みな継投で、7−1と快勝。
2年連続の選手権大会出場と春夏連続の全国大会出場を決めた。

優勝決定の瞬間!2年連続の選手権大会出場を決めた高松ボーイズ!! 【撮影:公益財団法人 日本少年野球連盟】

「凡事徹底」~当たり前の習慣化~

現在37名の選手が所属する高松ボーイズは、野球を通じて社会で活躍できるよう人間形成を目的に活動している。
そして何でもない当たり前のことを徹底的に行う「凡事徹底」をモットーとしている。
選手が中学野球だけではなく、高校や大学など次のステージでも活躍できるよう、当たり前のことを意識せず習慣化できるよう指導しているという。

「高校や大学、次のステージで活躍する選手は『上手い選手』ではない。『強い選手』だ、自ら考えてプレーするように指導している」
と、富永勝平監督は話してくれた。

昨年の選手権大会ベスト4を超える「全国制覇」を目指し、富永の育てた「強い選手」たちが、支部予選で見せた勢いそのままに、夏の大阪に旋風を吹かしてくれるだろう。

※文中敬称略
(原稿:日本少年野球連盟 広報委員会)

「凡事徹底」をモットーに目指すは全国制覇! 【撮影:公益財団法人 日本少年野球連盟】

「インサイドストーリー夏草の賦」
第5回は7月18日(木)配信予定です。
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著者プロフィール

ボーイズリーグは、国内最大級の硬式野球団体です。 チーム数は小学部・中学部合わせて710チームが加盟し、22,000人以上の選手が 所属しています。 毎年、春と夏に全国大会を開催する他、世界少年野球大会、JUNIOR ALL JAPAN アメリカ遠征などの海外交流にも力を入れています。全国に5つある各ブロックでの地区大会は年間230大会にも及んでいます。 このページでは、大会や試合結果情報だけではなく、ボーイズリーグをより身近に感じてもらうため、チーム紹介やコラムなど積極的に配信していく予定です。

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