セレッソ大阪【天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 3回戦 C大阪vs.ヴァンフォーレ甲府】天皇杯、前々回大会王者との対戦。夏場の連戦、総力を発揮し、ラウンド16進出を目指す

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【CEREZO OSAKA】

直近のリーグ戦、東京ヴェルディとの明治安田J1リーグ第22節から中3日。舞台を天皇杯に移し、セレッソ大阪は敵地に乗り込み、ヴァンフォーレ甲府との天皇杯3回戦に臨む。

現在、リーグ戦では8戦負けなしと安定感を発揮し、勝点を積み重ねているセレッソだが、当然、天皇杯もタイトルを目指す重要な大会。明日の3回戦も、「一つでも上のステージに進むために、結果が全ての試合」(平野)になる。もっとも、アウェイという環境で相手のモチベーションも考えると、決して楽な試合にならないことは確か。「こういう試合で良くないパターンは、自分たちから崩れること。うまくいかない時間帯もあると思うので、そういうところでの修正力も必要」と平野は話す。90分の中で、しっかりゲームをコントロールすることが何より重要であり、訪れたチャンスをしっかり決め切り、相手の時間帯をしっかり耐える。そこから2点、3点と追加点を目指す。言葉にすれば簡単だが、実際にピッチで表現することは、そう容易いことではない。それでも、自身のパフォーマンスをしっかり発揮することがこの試合での勝利に直結し、今後のリーグ戦にもつながっていく。直近のリーグ戦から選手の入れ替えも予想される中、「少し試合から離れている選手もいるのですが、自分の立ち位置をしっかり勝ち取って欲しい。チームに勝利をもたらすことと、自己犠牲をしながらも、各自の良さを前面に出して欲しい」と小菊昭雄監督も期待を寄せる。どんな内容でも勝利することがこの試合の最大の目的だが、今後のリーグ戦へ向けた収穫も得たい一戦だ。

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対戦相手の甲府は明治安田J2リーグに所属しており、現在は6勝7分10敗の15位。リーグ戦では9試合勝利がなく、やや苦しんでいる。7月に入り、篠田善之前監督に代わって、大塚真司コーチが監督に昇格するなど指揮官の交代も行われた。もっとも、そうした状況だけに、選手一人一人の“現状を変えていこう”とするエネルギーは高まっていると思われ、フラットな状態からアピールする気持ちも強いだろう。セレッソとしても、まずは試合に臨む心構えで負けないことが大切だ。その上で、5バックで固めてくるであろう相手の守備をいかに打開するかがポイントになる。「ボランチを基準にボールを動かし、中央とサイドを使い分け、最後はやはりフィニッシュ、しっかりと決め切る」(小菊監督)ことが求められる。甲府もリーグ戦に挟まれた日程であり、メンバーは読めない部分もあるが、今季ここまでの数字としては、J1でも実績のあるアダイウトンがチーム最多の8得点を記録。J1得点王を獲得した実績もあるピーター ウタカも7得点を挙げている。彼らは「1人、2人でゴールを奪える」(小菊監督)力もあるだけに、セレッソとしてもカウンターには十分警戒したい。

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甲府は前々回大会の優勝チームでもある。当時は北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖、アビスパ福岡、鹿島アントラーズ、そしてファイナルではサンフレッチェ広島と、J1クラブを次々と撃破した。当時のメンバーも多く残っているだけに、格上カテゴリーとの対戦で勝ち切る術は熟知しているだろう。セレッソとしても、そうした相手の術中に嵌らないよう、「自分たちがしっかりやることをやる」(平野)姿勢で臨み、しっかりとラウンド16進出を果たしたい。
(文=小田尚史)
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