【日本アマチュアゴルフ選手権】悪天候のために競技短縮。

日本ゴルフ協会(JGA)
チーム・協会

選手たちは悔しさと成長の手応えを胸に来年大会へ

【雨による中止を余儀なくされた今年の日本アマチュア】

第4ラウンドは悪天候の影響で中止。悔しい思いを胸にコースを後にした選手たちの気持ちを聞いた。

首位とは1打差の3位で迎えた外岩戸晟士は「素直に悔しいですね」と気持ちを吐露。朝起きた時点では、やれることを信じていたが、中止が決定し悔しさが込み上げた。ただ、現時点の自分の立ち位置を把握する日本アマチュアゴルフ選手権になったことも間違いなさそうだ。「やりたかったのが本音ですが、これが今の自分の実力だと思うので、もし来年出ることができたら、中止になったとしてもプレーオフで戦えるような位置にいられるように頑張って練習して、ここで勝てるように頑張りたいです」。

【「今からでもできませんか?」と悔しさを口にした外岩戸晟士】

外岩戸にとって廣野ゴルフ倶楽部で開催される日本アマチュアゴルフ選手権はある意味で特別なものだったよう。「このコースで日本アマが開催されるということで、日本一のコースで日本一を獲るということが目標だったんですが、それは達成することができず悔しい気持ちはあります。ただ、このコースで試合ができたことは幸せですし、ぼくのゴルフ人生の中での思い出になる大会になったと思うので良かったと思っています」。

今年が最後の日本アマチュアゴルフ選手権だった福住修(専修大)は、2打差逆転を狙ったが願いは通じなかった。
「天候には勝てないので、そこを見越しての第3ラウンドだったと思うので、今年の日本アマはそこが課題だったのかなと思っています。今年のコースは難しくて、選手たちも苦労していましたし、実力がしっかり出るコースだと思うので、いい経験になったと思います」。

また、来月には渡米して9月よりアリゾナ大学に入学する本大志はこの大会に賭けていた思いを話した。
「まさかの第4ラウンドが中止ということで……。結構思い入れが強かったので、すごく悔しいというか、今回じゃなかったのかなと思います。まだ全米ジュニアとか大きい試合があるので、しっかり練習したいと思います」。第2ラウンド、第3ラウンドと思うようなプレーができなかった悔しさがありながら、それを晴らす機会を失った複雑な気持ちが心中に渦巻いていることがその表情から読み取れた。

【昨年の悔しさから努力を積み重ねてきた竹原佳吾】

早稲田大学の竹原佳吾もまた第4ラウンド中止に悔しい表情を見せていた。
「去年はカットで、今年が初めての後半のラウンド進出だったんですが、去年の悔しい思いから1年間、人一倍努力してきたので、第4ラウンドがなくなっちゃうのはすごく悔しい思いでいっぱいです」。
ただ、結果的には5位に終わったものの、去年からの練習や努力が身になっていることを実感できたのも事実。この経験を糧に次のステップに生かしてもらいたい。

日本大学の小林翔音もまた悔しさを感じながら、昨年の予選落ちからの成長を感じた一人だ。「今日はやりたかったですね。今シーズンは自分的にはいいプレーができていて、第1ラウンドが悪かったんですが、後半のラウンドに進出もできましたし、去年よりは成長できたのかなと思っています。今年は関東アマに優勝できたので、来年は日本アマ優勝を目指して頑張りたいと思います」。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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