セレッソ大阪【J1リーグ第20節 C大阪vs.鳥栖】5試合ぶりにクリーンシートを達成。リーグ後半戦のスタートを白星で飾る
開始早々、その上門が前からプレス。鳥栖に蹴らせて、奥埜博亮がセカンドボールを拾う。前回対戦時では、鳥栖のビルドアップに守備で後手を踏んだセレッソだが、今節は連動した守備で鳥栖の攻撃を抑えると、奪ったボールも素早くつなぎ、敵陣に入っていく。4分に最初の決定機。複数の選手で細かくつないで中央を割ると、最後はレオ セアラが左足をコンパクトに振り抜いた。ここはポストを叩いてゴールとはならなかったが、8分、先制に成功する。奥田勇斗が右サイドのスペースへパスを送ると、走り込んだルーカス フェルナンデスが深い位置からダイレクトでクロス。戻って対応した相手選手のヘディングでのクリアが鳥栖のゴールに吸い込まれた。オウンゴールという形ではあったが、「立ち上がりから選手たちが攻守にゲームプランを全うしてくれた」と小菊昭雄監督も振り返ったように、セレッソが攻守に勢い良く試合に入った結果、生まれたゴールでもあった。続く11分には舩木翔のクロスから、17分にもセアラが背後に抜けてチャンスを作ったが、追加点とはならず。前半の中盤以降は鳥栖にボールを持たれる時間も続き、自陣右サイドから何度かチャンスを作られたが、西尾隆矢と奥田もしっかり対応。失点を許すことなく、前半は1点リードで折り返した。
(文=小田尚史)
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