【日本アマチュアゴルフ選手権・第3R】優勝争いに食い込んだ外岩戸晟士

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16番のスーパーイーグルは粘ったあとのご褒美

【我慢ゴルフが好きな外岩戸にとっては廣野GC】

伸ばし合いよりも我慢のゴルフが得意だと外岩戸晟士。この日は1イーグル・1バーディ・1ボギーの68。1イーグルは粘りに粘ったあとのご褒美のようなものだった。
「今日は16番のイーグルが全てです。それだけでした。ティーショットが左のフェアウェイで、ちょっと松の木がかかる感じだったんですが、それをうまく避けながらロードロー系の球でいったらそれが入っちゃいました。122ヤードで、普通なら52度の距離なんですが、46度で打ちました」。

スタートホールからパーを重ねて、最初にスコアが動いたのは7番ホール(パー3)。そこでボギーが先行してしまう。最終ラウンドの天候が悪いことはスタート時点で頭の中にあったという外岩戸。中止になることも想定して、できるだけスコアを伸ばしておきたいのが本音だったが、それでガツガツし過ぎても裏目に出る可能性があると高校生らしからぬ冷静な判断のもとこの日のラウンドをこなした。

廣野ゴルフ倶楽部に対してはチャンスホールが無いと言い切るほど、難度の高さを感じているようだ。ただ、我慢のゴルフが好きな外岩戸にとって、その難しさがプラス要素に働いている。「今日は耐えることのみを考えていました。スコアを落としちゃうとすぐに(順位が)下にいっちゃうので、耐えて自分のゴルフをしようと。周りの人がみんな飛ぶので、そこに勝とうとしても無理ですし、自分のゴルフをすることだけを考えていました」。

明日の最終ラウンドは1打差を追いかける立場だが、天候を含めて我慢を強いられる展開になることは間違いない。我慢比べになればなるほど外岩戸に分があるかもしれない。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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