「インサイドストーリー夏草の賦」 第2回 京葉ボーイズ(千葉県支部)〜シリーズ 選手権大会出場チーム紹介~
このシリーズでは開幕に先立ち、各地の予選を勝ち抜き選手権大会への出場を決めたチームのインサイドストーリーを紹介する。
題して夏草の賦(はなし)。
第2回は、3年ぶり5度目の出場で2度目の優勝を狙う千葉県支部代表の東都クラブ京葉ボーイズ。
ボーイズ王者奪還を目指し、 総の王者(ふさのおうじゃ)・京葉が夏の全国に帰ってくる
今年は東日本ブロックに選手権大会の推薦枠があり、関東BL優勝の京葉が推薦枠を獲得するのだが、京葉は支部予選でも優勝し支部代表に昇格、準優勝した八千代ボーイズがブロック推薦枠で出場することとなった。
京葉ボーイズ 亀井主将(10)がホームイン 【撮影:後藤 敦司】
「1番から3番を打つ、西川、岡村、深野は俊足好打の左打者。房総のスーパーカートリオだ。4番の木村は春季全国で2打席連続本塁打の強打者。続く泉原、光永にも一発がある。接戦をどうやってものにするかがポイント」と監督の関口勝己は自信をもって話す。
ファイブクラウンズに誓う 3年生たちの決意
市川市で少年野球の指導者だった勝本俊朗(現クラブ代表)を慕い集まった小学6年生が1期生となり活動を開始、翌2010年3月にボーイズリーグに加盟する。
創部2年目の秋、中学2年生となった1期生たちが、春季全国予選決勝で強豪流山ボーイズを倒し全国初出場を果たす。
以来15年で全国優勝3回と全国区の強豪チームへと成長する。
ユニフォームの右袖には「ファイブクラウンズ」というエンブレムがある。
TOHTOというクラブ名を囲むように5つの王冠があしらわれている。
BLの4大大会である春季全国大会、選手権大会、東日本選抜大会、関東BL大会、そしてジャイアンツカップの5大会を王冠で表現している。
過去に優勝した4大会は全てゴールドだが、一つだけシルバーの王冠がある。
2022年8月、東京ドームで行われたジャイアンツカップ決勝、5対3で取手シニアに敗れ準優勝に終わった。
京葉ボーイズ エンブレム「ファイブクラウンズ」 【撮影:公益財団法人 日本少年野球連盟】
その意味は、「総の国」すなわち千葉王者として故郷を背負って戦うという自負心、さらには中学野球総ての王者になる、という決意だという。
今年の3年生は13期生となる。京葉ボーイズ創部の年に生まれ、ともに育ってきた子どもたちだ。
「オレたちの世代で必ず勝つ」
先輩たちが果たせなかった夢を背負い、3年生たちの夏がはじまる。
※文中敬称略
(原稿:日本少年野球連盟 広報委員会)
千葉県代表 京葉ボーイズ 【撮影:後藤 敦司】
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第3回は7月4日(木)公開予定です。
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