■QT前哨戦「SMBCモビットQTチャレンジ」　6月26日ー27日 /　山陽ゴルフ倶楽部（岡山県）7174yard・par72 ▼ 26日・大会初日

“頑張る人を応援したい”が、大会テーマ。

「SMBCモビットQTチャレンジ」は来季のツアー出場権をかけた「クォリファイングトーナメント（QT）」の前哨戦。

今週はまず、岡山県の山陽ゴルフ倶楽部で26日、27日に開催され、大会初日のこの日は、日本大学出身の29歳、松村本盛(まつむら・ほんじょう)が9バーディ1ボギー、自身のベストスコアタイとなる8アンダーをマークし、トップスタートを決めた。

これまでレギュラーツアーへの出場経験はなく、ABEMAツアーへの出場もわずか3回のみ。

アジア下部ツアーも転戦しているが、ここまで思うような成績はでていない。

昨年はインドの大会で食中毒を発症。
7キロも体重を落とした影響もあって、その直後に出場したセカンドQTでは3日目まで17位タイだったが最終日に「82」を叩いて敗退。

「さすがにゴルフをやめようか」と、落ち込んだ時期もあっただけに、この日の好発進には、本大会前に好結果を祈願し、お参りしてきたという桃太郎伝説の聖地「吉備津（きびつ）神社（岡山県岡山市）」のご利益を感じないではいられない。

大学同期には、シード選手で活躍する勝俣陵（かつまた・りょう）がおり、「彼に追いつきたい」と松村。

本大会優勝ならファーストQTが免除され、セカンドQTから昨年のリベンジに挑める。
「優勝して勢いをつけていきたいです」と、27日の最終日に挑む。