【ガンバ大阪】ホームで敗れた借りを敵地で返す。ガンバが鹿島相手に目指すのはリベンジのみ

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【ⓒGAMBA OSAKA】

32,366人が集ったパナソニックスタジアム吹田で、神戸相手に痺れる戦いを見せ、勝ち切ったガンバ。昨季、2度完封負けを喫している前年王者相手に強度と守備力で一歩も引けを取らなかった一戦に「神戸に勝てたのはすごく大きいし、耐えながら相手の隙を狙うことは出来ている」と中谷は胸を張った。
上位同士の直接対決となる3連戦の初戦を最高のスタートで飾り、首位を走る町田に勝点差2で肉薄したガンバだが、町田戦の前に乗り越えるべきハードルがガンバと同じ勝点37で2位につける鹿島である。

「個人的には3連戦の中でアウェイの鹿島戦が一番難しいと思っている」(宇佐美)。その言葉通り、2016シーズンの勝利を最後に公式戦におけるカシマスタジアムでの対戦では3分6敗と苦戦が続いている。
「アウェイの鹿島戦は相性が悪いと聞いたが、ただ今季はそういう相手に勝ってきた」と中谷が頼もしい言葉を口にするが、中3日の連戦でガンバの力が再び試されることになる。

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今季、唯一パナソニックスタジアム吹田で喫した黒星が4月28日の鹿島戦だったが、ポイントとなるのはボールをいかに動かせるかである。「鹿島はしっかりとプレスをかけてくるので難しい試合になる。中央を締めてくるので、外からの前進はコンビネーションを使ってやりたい」と話すのはポヤトス監督だ。
前節の浦和戦では鹿島の先発全員が日本人だったが、鈴木と名古の2トップがスイッチを入れ、ハードワークしてくる鹿島の圧力を恐れずに、スペースを見出したい。

もちろん、前節スーパーゴールを決めたウェルトンと、先発した公式戦を全て勝利で飾っている山下の両ワイドも鹿島攻略の鍵になる。
ホームの戦いでゴールを許した右SBの濃野はSBながら5得点を決めているが、ウェルトンも「鹿島との対戦は初めてじゃないし、ホームでゴールが取れて、それが勝利につながったのでいい形でリーグ戦を折り返せる」と気合十分だ。

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ボールを動かす攻めであろうと、速攻だろうと攻撃の中心にいるのはやはり、宇佐美である。「チームとしての伸びしろはさらに伸ばしながらも、個人としてさらに数字という結果を加速させていきたい」と力強く語る背番号7は技術、アイデア、リーダーシップの全てで鹿島攻略の先頭に立つことになる。

現在、5連勝中のガンバは直近の8試合で7勝1分と絶好調。ただ、鹿島も第10節でガンバに勝利したことで波に乗り、ここ10試合は7勝3分と勝点を積み重ねている。
やはり警戒すべきはチーム最多の10得点をマークしている鈴木と5アシストを記録している名古の2トップ。もちろん濃野の攻撃参加も警戒が必要だが、シンプルだが力強い鹿島の攻撃に対してはセットプレーを含めて注意が必要となる。また、6得点3アシストのチャヴリッチも控えており、リーグ2位の得点力はやはり侮れない。
鹿島は今季、ホームで無敗。ただ、中谷はキッパリと言い切った。
「鹿島には唯一ホームで僕らが負けた相手。ホームで土をつけられた分、相手のホームでやり返したい」。
カシマスタジアムでの負の歴史にピリオドを打つ時が来た。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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