<国内男子ゴルフ>ついに初代勝者が誕生しました「プロに挑戦! いっぽんチャレンジ」
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県内ジュニアとプレー中のプロによる恒例のニアピン対決「プロに挑戦! いっぽんチャレンジ」は、大会2回目の22年から始まり、今年3回目。
毎年土曜日のお楽しみは、8番パー3がその舞台だ(※今年の実測は126ヤード)。
今年は、第1組からうしろ5組で行われ、各組に高校生がひとりづつ加わり、プロの最後にプロと同じティからティショットを打ち、近さを競う。
トップバッターからさっそく快打が飛び出した。
第1組で挑戦した作新学院高校1年の水沼勇太さんがPWでピン左に乗せた1打は、目測では判別が難しいほど。
「5.92メートル!」。
残念! 野呂涼(のろ・りょう)にわずか12センチ足りなかった。
「悔しい。定規“いっぽん”分…」とつぶやいた水沼さん。
切り餅いっぽんにちなんだコメントもナイスでした!
野呂には負けたが、今季初シードで戦う高校OBの前田光史朗(まえだ・こうしろう)には勝てた。
「先輩より近くに寄せれて。ナイスオンと言ってもらえた」と、そこは嬉しそう。
「将来はプロとして戦えるようになりたいです」と、その背中に将来を重ねた。
特にキャプテンの井上さんは、阿部裕樹(あべ・ひろき)とのVS監督対決だった。
だが阿部にも、他2プロの出水田と杉浦にも、お先にカップ周りを占拠されて降参。
「勝ちたかった…」と、悔しがる井上さんの隣で、応援に駆け付けた阿部監督の娘さんがトドメのV宣言。
「やったー、パパが勝った」と可愛らしい声で言われて、がっくしだ。
「次は、プロになって監督に勝ちたいです」と、リベンジを誓った。
また4組目で挑戦した文星女子高校2年の松枝美倖さんは、2年連続の出場で、2年続けてグリーンを捉えることができなかった。
松枝さんと合わせてゴルフ部員は2人。唯一のチームメイトは、きょうは試合だそうだ。
「悔しかったですけど楽しかった」と、松枝さん。
それぞれ、別舞台での貴重な体験を持ち寄り、今後の部活動にぜひ活かしてくださいね。
そして、そしてだ。
ついに、開催3度目にして、プロから勝利をもぎとったのが、最後5番手で打った新学院高校2年の粂谷海翔さんだった。
アマプロ通算4勝の蟬川も大岩も、そして高校先輩の梅山も3人まとめて一蹴し、V賞品「サトウ食品製品詰め合わせ」をゲット!
「部活中にみんなでいただきます」と、大喜びだった。
この日は、ニアピン対決の直前まで、高校先輩の前田のプレーについて歩き、ニアピン対決対象組の4組目にやってきた阿久津未来也(あくつ・みきや)は、8番ホールまでに2イーグルを奪ってV争いの渦中にいた。
「カッコよかった…」と、粂谷さん。
勝利の余韻も覚めないまま、このあとみんなで、インサイドロープ観戦に参加し、「自分で意識して取り組んでいることがある。たくさん学んで帰ります」と、出かけていった。
みごと、プロから勝利をもぎとった粂谷さん。
おめでとう!
また、「プロに挑戦!! いっぽんチャレンジ」に参加してくださった栃木県ジュニアのみなさん。
きょうは、本当にありがとうございました。
明日最終日はお天気があまりよくない予報ですが、もしよかったらまたぜひ会場に遊びに来てください。
選手会一同、みんなの今後の活躍を、心から祈っています。
これからも頑張ってくださいね。
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