上半期のG1を締めくくる宝塚記念を分析する
【データ分析】
前走G1組、海外組が高複勝率
■表1 【前走クラス別成績】
海外遠征帰りなら前走3着以内
■表2 【前走海外からの好走馬(2000年以降)】
天皇賞(春)組は同レース1着か4着以下
■表3 【前走天皇賞(春)からの好走馬】
なお、今年の宝塚記念は天皇賞(春)と同じ京都での開催になる。同じパターンだった1991年には天皇賞4着のメジロライアンが、同1着のメジロマックイーンを逆転して優勝するなど、JRA-VAN Data Lab.でデータが提供されている1986年以降3回の例からは天皇賞の結果がアテになるとは限らない。
大阪杯組は過去3走の成績に注目
■表4 【前走大阪杯(G1)からの好走馬】
前走G2以下なら5歳の穴馬が激走候補
■表5 【前走中央G2~G3からの好走馬】
【結論】
シュトルーヴェの一発を期待
その他で減点材料が少なめなのは、海外組ならドバイシーマクラシックで3着に0.1秒及ばなかったジャスティンパレス、大阪杯組では2走前の京都記念が0.1秒差2着だったベラジオオペラ。また、7歳以上の日本馬は過去10年【0.0.0.25】のため、天皇賞(春)組なら7歳のディープボンドよりも5歳のブローザホーンに注目したい。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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