【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第9節

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首位攻防戦は首位・明治大学の劇的弾でドロー決着!筑波大学は勝点3差を縮められず

首位攻防戦は2-2のドロー決着。筑波大は終了間際に勝点2を失った 【©JUFA】

 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【1部リーグ】第9節は、6月15日(土)に5試合、16日(日)に1試合が行われた。

 次週から、1部リーグの全チームが『「アミノバイタル®」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会』に参戦するため1部リーグはこの第9節をもって一時中断となる。その、中断前の今節で最注目の試合が勝点19の首位・明治大学と勝点16の2位・筑波大学の首位攻防戦だ。試合は開始早々の6分、中村草太が目の覚めるようなロングシュートを突き刺して明大が先制する。しかし筑波大も36分に池谷銀姿郎がゴールで同点に追いつくと、後半開始早々の46分にも安藤寿岐が追加点を挙げ逆転に成功。筑波大リードのまま試合は終盤に突入する。だが明大は最後まで攻め続け、終了間際の90+4分に島野怜がゴールを決めてスコアは2-2に。直後に終了のホイッスルが鳴る劇的な同点弾で明大が首位をキープし、開幕からの無敗記録を8に伸ばした。天皇杯2回戦ではJ1・町田ゼルビアを倒した筑波大だったが、この大一番では終了間際の失点で勝点3を逃す形になった。

 この結果、両チームは勝点1を分け合い、明大は勝点20、筑波大は勝点17に。首位と2位は勝点3差のまま中断期間を迎えることになった。3位には筑波大と勝点1差の東京国際大学、4位には東国大と同じ勝点16の中央大学が並んだ。東国大は東洋大学に敗れたものの中大に得失点差で上回り3位をキープ。中央大学は6位の桐蔭横浜大学に一度は追いつかれたものの、2点追加して突き放し1-3で勝利し、勝点を16に伸ばした。

 5位以下は大きく変動した。7位の東洋大学は90+2分の劇的なゴールで東国大に逆転勝利し、8位の日本大学も5位の流通経済大学に3-0で完勝。10位の駒澤大学も最下位の関東学院大学に1-0で勝利した。この結果、東洋大は5位、日大は6位、駒大は8位に浮上。日大に敗れた流経大は7位に、また中大に敗れた桐蔭大は6位から9位に大きく後退した。また、9位の国士舘大学と11位の東海大学が引き分けに終わったため、国士大も10位に後退。11位・東海大との差は勝点1と、下位グループも混戦となっている。

 リーグ戦は今節をもって一時中断となり、次節・第10節は約1ヶ月後の7月13日(土)に全試合が行われる。6月19日(水)からは、全国大会『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』の関東代表10チームを決める『「アミノバイタル®」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会』に参戦。現在は国士大が連覇中で今大会での3連覇を目指す。1部チームは3回戦からの出場となるが、昨年は明大が初戦敗退し、天皇杯で“ジャイキリ”をした筑波大が過去には東京都リーグ所属チームにジャイキリをされたことも。リーグ戦とはまた違う難しさのある大会で飛躍するチームははたして……。

【©JUFA】

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■全試合結果と得点者

駒澤大 1(1-0)0 関東学院大
得点者)【駒大】福田隼士

東京国際大 1(1-1)2 東洋大
得点者)【東国大】濵﨑聡馬【東洋大】髙橋輝、増田鈴太郎

明治大 2(1-1)2 筑波大
得点者)【明大】中村草太、島野怜【筑波大】池谷銀姿郎、安藤寿岐

日本大 3(3-0)0 流通経済大
得点者)【日大】田中慶汰、五木田季晋、植木颯

国士舘大 2(1-0)2 東海大
得点者)【国士大】中村晃大、川原良介【東海大】丸山大和、星景虎

桐蔭横浜大 1(1-1)3 中央大
得点者)【桐蔭大】ンワディケ ウチェ ブライアン【中大】 湯谷杏吏、加納大、星野創輝
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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