〔スターツシニア・2R〕2試合連続優勝がかかる片山晋呉が6位タイに浮上 首位の宮本勝昌とは6打差も「優勝しか考えてない」

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2週間前の「すまいーだカップ」でシニアツアー初優勝を遂げた片山晋呉。しかし、翌週のレギュラーツアー「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は練習日に姿を見せたものの、腰痛により欠場を決断した。満身創痍の中で迎えた今大会では、2日目に5バーディ・ボギーなしの「67」をマークし、トータル7アンダー・6位タイの好位置で最終日に進む。

「今週は絶対にやりたかったから、月曜日の午後1時に手術台に乗っかってプチ手術をしました」と片山は明かす。腰の状態については「何とか大丈夫」というところまで来た。それでも木曜日に行われたプロアマ戦がおよそ10日ぶりのゴルフ。「昨日は感覚がまったくなかったのでひどかった」と、2週前は好調だったショットの感覚が初日には戻らず。それが2日目に入って「だいぶ感覚が良くなりました」と、修正して好ラウンドにつなげた。

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首位に立つ宮本勝昌との差は4打から6打に開いたが、「優勝することしか考えてないです。追いついてまたプレーオフをしたいくらいですね」と、同い年のライバルを簡単に勝たせるつもりはない。昨年10月の2日間競技「福岡シニアオープン」では、最終日に13番から18番まで6連続バーディを奪い、先にホールアウトしていた宮本に追いついて、プレーオフに持ち込んでいる。そのときは2ホール目で惜しくも敗れ、シニア初優勝は今年に持ち越しとなった。

ともに米シニアツアーでの優勝を目指す宮本には特別な思いがある。「(一緒に競えたら)幸せなことです。そんな時間がこれから10回あるかって言われたら、さすがにないでしょ。お互いに元気でやれている今だけ」。最終日は片山が最終組の1コ前を、宮本が最終組で回る。同組での優勝争いはかなわなかったが、前半から伸ばして少しでもライバルにプレッシャーをかけたいところだ。

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「明日はもうビッグスコアを出すだけ。彼も調子が良いでしょうから、それを上回る確率は低いとは思いますけど、数%あると思うので、それを目指してやっていきたい」。昨季の賞金王の宮本と、今年の賞金ランキングでトップを走る片山。今後の賞金レースを有利に進めるためにも、明日の戦いが重要な意味を持つ。

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