【ガンバ大阪】公式戦4連勝でも変わらないスタンス。柏に勝ち切って、連勝街道を突き進む

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【ⓒGAMBA OSAKA】

下位カテゴリーとの対戦でも簡単な戦いにはならない天皇杯2回戦では、改めて今のガンバの充実ぶりがクローズアップされる試合内容となった。
3-0で快勝しただけでなく、今季初出場の東口がクリーンシートに貢献。ジェバリが今季初ゴールでその力を示し、山下にもガンバでの初ゴールが生まれるなど、柏戦に向けても追い風となる一戦だった。
中3日の連戦となる柏戦は、前節終了時点でJ1リーグ3位につけるガンバにとって勝利だけが必要になる重要な一戦だ。
柏戦を皮切りに6月には神戸や鹿島、町田との上位対決が待つが、指揮官も選手も一戦必勝のスタンスを崩そうとはしない。
「上位に行くための試合というよりは目の前の大事な試合。勝ち続けることが僕たちの使命」とリーグ戦で3連勝を飾っている現在の立ち位置にも福岡は満足感を見せることはない。
プロデビューを果たした古巣との対戦を過度に意識しない中谷も「先を考えず、一戦、一戦を勝たないと上は見えてこない」と力を込める。

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湘南に勝利し、今季初のリーグ戦3連勝を飾ったガンバにとって、柏戦は攻守両面のハードワークが不可欠になる一戦だ。
柏に対しては直近5試合のリーグ戦で3勝2分と分はいいが、現在12位の柏はやはり侮れない力を持っている。
「一人、一人が基本的な部分で戦ってくるし、走力の部分で常に相手を上回る守備を見せてくる」と話すのは山下だが、柏は4-4-2の布陣をベースにタフにハードワークするスタイル。天皇杯2回戦では先発を10人変更するターンオーバーで岩手に2-0で勝ち切っており、万全の状態でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくるはずだ。

湘南戦後のインターバルは攻撃の精度を高めることに取り組んできたガンバだが、カウンターに鋭さを見せる柏に対して不用意なロストは禁物。中谷も「ハードワークしてくるチームなので、僕らDF陣がボールを持った時に無理に縦パスを差し込んで、カウンターを受けないようにしたい」と警戒感を口にする。
ボールを動かすこともチームの狙いの一つだが、今のガンバは山下やウェルトンの速さを生かしたカウンターや、セットプレーからの得点力など、多彩な攻撃も強みである。
とりわけ鍵を握るのが天皇杯でもゴールを奪い、攻守で絶好調の山下の存在だ。対峙する左SBのジエゴは攻撃に長けたスタイルだが、山下が押し込めば自ずと柏のストロングポイントを封じることになるだろう。

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一方、直近のリーグ戦では1分2敗の柏だが警戒したいのは前線のアタッカーたち。途中出場が多い中でも6得点を決めている木下や、U-23日本代表の細谷、また攻撃の軸となるマテウス サヴィオについては「一発がある選手がいる」と中谷も話す。
柏のカウンターは要警戒だが、攻守で全員が連動するスタイルは今季のガンバも得意とするところである。
「柏は守備からリズムを作ってくるチーム」(中谷)だが、ガンバも攻撃的な守備でリズムを掴み、したたかに、そして鋭く柏のゴールに迫りたい。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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