ラリーガから56選手が参戦。開幕直前のEURO2024、注目カードをピックアップ
昨季王者のレアル・マドリーは最多12選手をEUROに送り出す。次に多いのは2位バルセロナの11人で、アトレティコ・デ・マドリーの7人、レアル・ソシエダの6人が続く。昨季3位と躍進したジローナ、リーグ4位でコパデルレイを制したアスレティック・クルブ、そしてセビージャからは3選手が出場する。
ラリーガ EA SPORTS の15クラブ、ラリーガ HYPERMOTION のレバンテに所属する56選手が、出場24カ国の75%を占める18カ国の代表に選ばれた。最多19選手のラリーガ勢を擁するスペインに続くのは、4選手ずつが出場するウクライナとドイツだ。
■ラリーガと深く関わる注目カード
6月15日 スペイン対クロアチア
レアル・マドリーのルカ・モドリッチ、オサスナのアンテ・ブディミールを擁するクロアチアが、ラリーガ EA SPORTS の顔馴染みが揃うスペインと1次リーグ初戦で激突する。両者は前回大会の決勝トーナメント1回戦でも対戦。スペインが激戦を5ー3で制している。クロアチアの主将を務めるモドリッチとダニ・カルバハル、ナチョ・フェルナンデスらレアル・マドリー勢のマッチアップにも注目したい。
2022/23シーズンのラリーガ EA SPORTS 得点王ロベルト・レバンドフスキと、バルセロナの元同僚で昨季はアトレティコ・デ・マドリーでプレーしたメンフィス・デパイ。優勝候補の筆頭フランス、ダークホースと期待されるオーストリアが同居する「死の組」で、互いをよく知る2人のストライカーが初戦からぶつかる。
多くのファンが注目する試合ではないかもしれない。だがトルコには昨季終盤にレアル・マドリーで目覚ましい活躍を見せたアルダ・ギュレル、ジョージアには昨季を通してバレンシアで信じられない好セーブを連発し続けたジョルジ・ママルダシビリがいる。2人の若き才能の共演というだけで、この試合を見る理由は十分にある。
昨季バルセロナに加入したデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンは、本職のセンターバック以上にボランチとして欠かせない存在となった。イングランドとの1次リーグ第2戦では、レアル・マドリーとのエル・クラシコでも対峙したジュード・ベリンガムとのマッチアップに再び挑むことになる。
準優勝に終わった2022年のワールドカップ以降も、アントワーヌ・グリーズマンはフランス代表とアトレティコ・デ・マドリーの双方でキャリア最高と言えるパフォーマンスを発揮し続けてきた。一方でオランダのベテランDFデイリー・ブリントはラリーガ EA SPORTS 初挑戦の昨季、ジローナを史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得に導く活躍を見せた。ともに代表100キャップを超えるベテラン2人の共演に加え、来季からレアル・マドリーでプレーするキリアン・エムバペのプレーもこの試合の見どころの一つとなる。
こちらも昨季終盤まで3位の座を争ったアトレティコ対ジローナの構図となる一戦だ。所属するアトレティコではセンターバックでの起用が常となったアクセル・ウィツェルだが、ベルギー代表では本職のボランチでプレーすることが多い。一方のウクライナには、ジローナを躍進に導いたアルテム・ドフビク、ビクトル・シガンコフのコンビがいる。とりわけドフビクはラリーガ EA SPORTS 初挑戦の昨季に24ゴールを挙げ、トロフェオ・ピチチ(得点王)を手にしたばかり。EUROでもその勢いを継続することができるか注目だ。
レアル・マドリー
アンドリー・ルニン(ウクライナ)、ダニ・カルバハル(スペイン)、ナチョ・フェルナンデス(スペイン)、ホセル(スペイン)、ジュード・ベリンガム(イングランド)、フェルラン・メンディ(フランス)、オーレリアン・チュアメニ(フランス)、エドゥアルド・カマビンガ(フランス)、アントニオ・リュディガー(ドイツ)、トニ・クロース(ドイツ)、ルカ・モドリッチ(クロアチア)、アルダ・ギュレル(トルコ)
バルセロナ
マルク=アンドレ・テアシュテーゲン(ドイツ)、ジュース・クンデ(フランス)、ジョアン・カンセロ(ポルトガル)、ジョアン・フェリックス(ポルトガル)、アンドレアス・クリステンセン(デンマーク)、ペドリ(スペイン)、フェルミン・ロペス(スペイン)、イルカイ・ギュンドアン(ドイツ)、ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)、ラミン・ヤマル(スペイン)、フェラン・トーレス(スペイン)
ジローナ
アルテム・ドフビク(ウクライナ)、ビクトル・シガンコフ(ウクライナ)、デイリー・ブリント(オランダ)
アトレティコ・デ・マドリー
ヤン・オブラク(スロベニア)、ホラティウ・モルドバン(ルーマニア)、アクセル・ウィツェル(ベルギー)、アルトゥール・フェルメーレン(ベルギー)、アントワーヌ・グリーズマン(フランス)、アルバロ・モラタ(スペイン)、メンフィス・デパイ(オランダ)
アスレティック・クルブ
ウナイ・シモン(スペイン)、ダニ・ビビアン(スペイン)、ニコ・ウィリアムス(スペイン)
レアル・ソシエダ
アレックス・レミロ(スペイン)、ロビン・ルノルマン(スペイン)、ミケル・メリノ(スペイン)、マルティン・スビメンディ(スペイン)、ミケル・オヤルサバル(スペイン)、キエラン・ティアニー(スコットランド)
ベティス
アヨセ・ペレス(スペイン)
ビジャレアル
アレックス・バエナ(スペイン)
バレンシア
ジョルジ・ママルダシビリ(ジョージア)、ロマン・ヤレムチュク(ウクライナ)
アラベス
イアニス・ハジ(ルーマニア)
オサスナ
アンテ・ブディミール(クロアチア)
ヘタフェ
ネマニャ・マクシモビッチ(セルビア)
セビージャ
ネマニャ・グデリ(セルビア)、ヘスス・ナバス(スペイン)、ドディ・ルケバキオ(ベルギー)
マジョルカ
プレドラグ・ライコビッチ(セルビア)
ラージョ・バジェカーノ
イバン・バリウ(アルバニア)、アンドレイ・ラティウ(ルーマニア)
レバンテ
ジョルジ・コチョラシビリ(ジョージア)
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