1300mに生まれ変わった一戦も“ゴリマッチョ”に注目?/佐賀がばいスプリントデータ分析
ここでは同時期に実施されてきた佐賀がばいダッシュ(2019年創設)の過去5年のデータや、同舞台の佐賀ダート1300mの直近3年(2021年6月12日~2024年6月11日)のデータを元に分析する。
佐賀がばいダッシュでは上位人気が高い信頼度
ただ、今年から佐賀がばいスプリントに変わり、距離が900mから1300mに延びる分、傾向に変化もあるかもしれない。
佐賀がばいダッシュでは逃げ馬が圧倒的有利
細マッチョよりゴリマッチョ
相性のいい種牡馬は?
内枠はやや不利か
データからの推奨馬は?
(3着には差し馬も狙える)
②500kg以上の馬
③ルーラーシップ産駒
④できれば4番より外の枠
テイエムフェローはJRA2勝クラスから移籍し、佐賀で6戦してオール3着以内。前走・佐賀スプリングカップではダッシュをつけて先手を取ると、押し切って重賞初制覇を飾った。出走馬の中では実績上位で、前走1800mから距離短縮とはなるがダッシュをつけて先行できる点もこの舞台に合いそう。①②④に当てはまる。
アイリッシュセンスも重賞・九州クラウン(ダート1400m)で2着など実績のある馬。前走ではJRA時代に重賞5勝の実績のあるテイエムサウスダンに勝っており、好位または中団からの差しが期待される。レースによっては②に該当し、④にも当てはまる。
フェブキラナは逃げ候補の1頭。3連勝を遂げた近3走からはやや相手関係が強力にはなるが、コース形態を味方につけられる可能性も。①④に該当。
③からはナンヨープランタンが該当で、JRA3勝クラスから移籍3戦目を迎える。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日や週末は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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