【ガンバ大阪】頂点への第一歩。難しい天皇杯初戦で、ガンバのチーム力を示して勝つ

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【ⓒGAMBA OSAKA】

今季初の3連勝を飾ったリーグ戦では現在3位につけるガンバ。6月にはいよいよ上位との対決が続くが、まず乗り越えるべきハードルは天皇杯の2回戦である。
今季のガンバの成長を物語るような勝負強さで勝ち切った湘南戦から10日あまりのインターバルを挟んだガンバだが、ポヤトス監督は「敵陣の残り三分の一でのラインブレークを重要視してきた」と攻撃の活性化に向けた取り組みを明かす。
現在、リーグ戦では17試合で12失点。リーグ最少失点の堅守を誇るガンバだが、攻撃面で残す課題を解消していくことが更なる飛躍に繋がっていく。
U-23日本代表に招集されている半田とイスラエル代表に招集されたラヴィを欠くガンバだが、2回戦の福島戦はチーム力が問われる戦いでもある。
4日後にはリーグ戦の柏戦も控える日程だけに、これまでのリーグ戦とは異なる顔ぶれが起用される可能性はあるが、下位カテゴリーのチームとの対戦が決して簡単なものでないことを、指揮官も選手も知っている。

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「サッカーはしっかりと走ること、そしてインテンシティを高く持ち、こういう試合を侮ってはいけないということも学べた。選手にはそういうことを伝えている」(ポヤトス監督)。
ルヴァンカップではJ3勢の琉球に悔しい敗戦を喫したが、だからこそ必要になるのが相手の勢いを受けないことになる。
福岡も言う。「相手のカテゴリーが下だからと言って、合わせるのではなく、自分たちのサッカーをすることが大事になる」。

カウンター狙いだった琉球とは異なり、現在J3でプレーオフ圏内の6位につける福島は、攻撃的なスタイルで今季、躍進の気配を見せている。
「相手の監督は川崎Fでコーチを務めていたし、良いサッカーをしている」(ポヤトス監督)。リーグ戦で3連勝を飾った5月のJ3月間優秀監督賞に選出された寺田監督は、4-3-3のフォーメーションでボールを動かす攻撃的なスタイルを構築中。だからこそ、ガンバとしては前線からのアグレッシブかつ、効果的な守備でリズムを作り出し、鋭く福島ゴールに迫りたい。

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週末の柏戦だけでなく、その先に待つ難敵との戦いに向けて更なるチーム力の底上げも必要になるが「我々は全員が役割を持って得点を決めるチームだが、ジェバリも必要な選手」とポヤトス監督はジェバリにも信頼を寄せる。
天皇杯1回戦で大山サッカークラブに9-0で勝利しただけでなく、J3でも今季盛岡に9-0で圧勝するなど爆発力もある福島で気をつけたいのは1トップの澤上と、チーム最多のリーグ6得点を決めている右ウイングの塩浜だ。
今季、未だ公式戦の出場機会がない東口もゴールマウスに立つ可能性があるが、百戦錬磨の守護神はカップ戦の難しさを承知済み。「相手も必死で来るから、チームとしてどれだけ戦えるか。試合の入りではコーチングで集中させることも大事にしたい」と東口は話す。

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カップ戦で問われるのは内容よりも結果。全員の力でまずは一つ目のハードルを乗り越える。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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