セレッソ大阪【YBCルヴァンカップ プレーオフラウンド 第2戦 C大阪vs.町田】まだ決着は付いていない。敵地で2点差をひっくり返し、プライムラウンド進出を目指す

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【CEREZO OSAKA】

FC町田ゼルビアをホームに迎えたJリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第1戦から中3日、舞台をアウェイに移し、セレッソ大阪はプレーオフラウンド第2戦に挑む。第1戦を1-3で敗れたセレッソにとって、90分での勝ち上がりへ向けては3点差での勝利が必要であり、2点差で勝利すれば、前後半各15分の延長戦に突入する。(今大会は、アウェイゴールルールは無し)。それでも決着が付かない場合はPK戦で勝敗を決めることになる。

ホームでの第1戦は、前半6分、ジョルディ クルークスの鮮やかなミドルシュートで先制に成功したが、後半にPKを与えて追い付かれると、1分後に逆転ゴールを許し、終了間際にも3失点目。スコア的にも内容的にも厳しい敗戦となった。もっとも、「1発勝負だったら今日で敗退ですが、幸いにもすぐアウェイで試合がありますので、シンプルにやり返すだけ」と試合後に小菊昭雄監督も話したように、プレーオフラウンドとしての決着は付いていない。“前半”が終わっただけであり、“後半”でひっくり返すことは十分に可能だ。「自分たちも3点取れるポテンシャルはある」(舩木翔)ことを信じて第2戦に臨みたい。もっとも、内容的には教訓にしないといけないことも多かったことは事実。守備面では、1失点目につながったロングボールへの対応、2失点目につながった攻から守への切り替え、3失点目につながった背後への対応など課題が残り、いずれも町田のストロングポイントを存分に生かされた形となった。勝ち上がりへ向けては複数得点が必要になる第2戦だが、町田はこちらが前に出たところをカウンターで仕留めることを狙ってくると思われるだけに、意識を攻撃に傾けるだけではなく、守備面での細かな部分も徹底しなければならない。選手個々へ目を向けても、両サイドのナ サンホやバスケス バイロンの突破力、さらにはエリキのスピードなど、実際に対戦することで体感したことを、第2戦では生かしたい。

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そうした相手のストロングポイントにも警戒しつつ、得点を重ねていくためには、こちらも相手の隙を見逃さずにカウンターを仕掛けることや、前からのプレス、ボール保持で押し込む時間を作ることが必要になる。守備でのリスク管理を行いつつ、複数得点を奪うという困難なミッションを成し遂げた先に、プライムラウンド進出は見えてくる。容易い作業ではないが、2点差なら十分、挽回可能な範囲でもある。複数得点を目指すチームの急先鋒となることが期待されるカピシャーバも、「アウェイで2点差をひっくり返すために準備してきました。自分自身、コンディションは100%に戻っているので、ベストを尽くしてチームの力になって、次のラウンドへ導きたい」と意気込みを語る。第1戦からメンバーの変更も見込まれる中で、「明日はチームの総合力を示す一戦になる」と指揮官も言葉に力を込める。第1戦を懸命に戦い抜いた選手たちからバトンを受け取って第2戦に出場する選手たちの反発力に期待したい。

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これまで小菊監督体制でのルヴァンカップでは、就任直後の21年準々決勝・ガンバ大阪戦や、22年準々決勝・川崎フロンターレ戦など、アウェイでの第2戦で、数々のドラマを起こしてきた。最後は“勝ちたい気持ち”をどれだけ強く持てるかも重要になる。試合終了の笛が鳴るその瞬間までチーム全員で戦い抜き、タイトルへ一歩近づくプライムラウンド進出を目指す。
(文=小田尚史)
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