◇すまいーだカップ◇第1ラウンド◆谷口徹が前半『30』の猛チャージで「50台が出るかと思って怖かった」 後半は伸ばせず1差2位発進
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「50台が出るかと思って怖かった」というのは8バーディ・2ボギーの「66」で滑り出した谷口。「久しぶりにショットが良くて、パットが決まっていた」と、1番スタートで出だしから4連続バーディで一気に飛び出すと、8番、9番でも連続バーディを沈めて、前半ハーフを「30」で折り返した。
しかし、後半に入って「流れが止まっちゃった」。折り返した10番パー3ではティショットを左に引っかけて今日初めてのボギーを叩くと、後半は結局、2バーディ・2ボギーの「36」で伸ばすことができず。「スタートが良かったから、もっと行きたいなというのはあった」と、悔しい後半のラウンドとなった。
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レギュラーツアーの今年の成績を振り返ると、5試合に出場して予選通過は前週の「ミズノオープン」1試合のみ。それも予選ラウンドこそトータル2アンダー・32位タイで通過したものの、決勝ラウンドに入ってスコアを落とし、トータル9オーバー・62位だった。
なぜ谷口はレギュラーツアーにこだわるのか。それをぶつけると谷口は「ジャンボさんの最年長優勝を抜きたい」と明かす。国内男子ツアーの最年少優勝記録は、尾崎将司が持つ55歳7カ月29日で、2002年の「全日空オープン」で達成している。谷口は2月に56歳の誕生日を迎え、今年勝てばジャンボが持つ最年長優勝記録を更新するのだ。
「(レギュラーで)もう一回勝ちたいというのはずっとあった。でも年々年々厳しいですよ。最近の若い子は上手いし、曲がらないしね。ミズノオープンでは3日目に杉浦(悠太)くんと初めて一緒に回って、本当に曲がらないし、ショットも上手いですよ。これは勝つよなって思いました」
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21年の「スターツシニア」以来のシニアツアー3勝目に向けて残りは2日間。「初日が終わったばかりなので、最終日のバックナインにそういうところにいたら考えたい。シニアも若い選手がいっぱい入ってきて、自分の技術も劣ってきたからそんなに簡単には勝てない」と谷口は考えている。レギュラーツアー優勝へ弾みをつける大会にできるだろうか。
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